「エリザベス女王杯」の版間の差分

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[[1995年]]の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され[[三冠 (競馬)|牝馬三冠]]レースの最終戦であった<ref>但し[[桜花賞]]・[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]とは違い英国競馬の[[クラシック (競馬)|クラシック]]競走に範を取った競走では無い為、クラシック競走には位置付けられていない。</ref>。
 
[[1995年]]の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され[[三冠 (競馬)|牝馬三冠]]レースの最終戦であった<ref>但し[[桜花賞]]・[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]とは違い英国競馬の[[クラシック (競馬)|クラシック]]競走に範を取った競走では無い為、クラシック競走には位置付けられていない。</ref>。
  
[[1996年]]、[[秋華賞]]の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に[[古馬]]牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると[[牡馬]]と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ、牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また、[[1995年]]以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・[[京都大賞典]]・[[府中牝馬ステークス]]のいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に[[1999年]]より[[外国馬]]も出走可能となった。
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[[1996年]]、[[秋華賞]]の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に[[古馬]]牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると[[牡馬]]と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また、[[1995年]]以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・[[京都大賞典]]・[[府中牝馬ステークス]]のいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に[[1999年]]より[[外国馬]]も出走可能となった。
  
 
なお[[2006年]]より春季に古馬牝馬限定のGI競走として[[ヴィクトリアマイル]]が新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在する事となった。
 
なお[[2006年]]より春季に古馬牝馬限定のGI競走として[[ヴィクトリアマイル]]が新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在する事となった。
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2006年の同競走は1番人気の[[カワカミプリンセス]]が1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は[[1991年]][[天皇賞#天皇賞(秋)|天皇賞(秋)]]の[[メジロマックイーン]]以来となる。
 
2006年の同競走は1番人気の[[カワカミプリンセス]]が1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は[[1991年]][[天皇賞#天皇賞(秋)|天皇賞(秋)]]の[[メジロマックイーン]]以来となる。
  
2006年度における当競走当日の京都競馬場の開門時刻は午前8時15分であった。
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[[2008年]]からは、[[ジャパン・オータムインターナショナル]]シリーズに指定される。
  
 
== 主なステップ ==
 
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* [[2006年]] - [[カワカミプリンセス]]が1位入線するも進路妨害で12着へ降着([[降着制度]]施行後のGIで2度目の1位入線馬の降着)。
 
* [[2006年]] - [[カワカミプリンセス]]が1位入線するも進路妨害で12着へ降着([[降着制度]]施行後のGIで2度目の1位入線馬の降着)。
 
* [[2007年]] - [[ウオッカ]]が出走取り消し。この影響で15億円の大損失。
 
* [[2007年]] - [[ウオッカ]]が出走取り消し。この影響で15億円の大損失。
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=== 歴代優勝馬 ===
 
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※第31回は[[カワカミプリンセス]]が1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。
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* 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
 
* 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
 
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* 同一馬による連覇 - 2
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2008年11月16日 (日) 19:42時点における版

エリザベス女王杯
開催地 京都競馬場
施行時期
格付け GI
1着賞金 9,000万円
賞金総額
距離 芝・外2200m
出走条件 サラブレッド系3歳以上牝馬(国際)(指定)
負担重量 3歳54kg、4歳以上56kg
創設 1976年11月21日
特記事項:
テンプレート

エリザベス女王杯( - じょうおうはい)とは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場2200mで施行する中央競馬重賞GI競走である。

正賞はエリザベス女王杯、京都府知事賞、日本馬主協会連合会長賞。

概要

前身の「ビクトリアカップ」は牝馬の菊花賞に位置付けられるものとして1970年から行われていたが1975年エリザベス女王が来日したのを記念し、翌1976年に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。事実上は改称だが形式としてはエリザベス女王杯は新設の競走とされた為、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている[1]

1995年の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され牝馬三冠レースの最終戦であった[2]

1996年秋華賞の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に古馬牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると牡馬と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また、1995年以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・京都大賞典府中牝馬ステークスのいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に1999年より外国馬も出走可能となった。

なお2006年より春季に古馬牝馬限定のGI競走としてヴィクトリアマイルが新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在する事となった。

2006年の同競走は1番人気のカワカミプリンセスが1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は1991年天皇賞(秋)メジロマックイーン以来となる。

2008年からは、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定される。

主なステップ

  競走名 格付 団体 施行競馬場 施行距離
1 京都大賞典 GII 中央 京都競馬場 芝2400m
2 府中牝馬ステークス GIII 中央 東京競馬場 芝1800m
3 秋華賞 JpnI 中央 京都競馬場 芝2000m
4 天皇賞(秋) GI 中央 東京競馬場 芝2000m

歴史

歴代優勝馬

※馬齢は国際馬齢表記による。

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1976年11月21日 ディアマンテ 牝3 2:28.5 松田幸春 稲葉幸夫 佐藤弘嘉
第2回 1977年11月20日 インターグロリア 牝3 2:28.7 福永洋一 柳田次男 松岡正雄
第3回 1978年11月19日 リードスワロー 牝3 2:29.1 武邦彦 服部正利 熊本芳雄
第4回 1979年11月18日 ミスカブラヤ 牝3 2:32.6 岡部幸雄 西塚十勝 (有)鏑矢
第5回 1980年11月16日 ハギノトップレディ 牝3 2:27.9 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
第6回 1981年11月15日 アグネステスコ 牝3 2:28.1 西浦勝一 久保道雄 渡辺孝男
第7回 1982年11月21日 ビクトリアクラウン 牝3 2:29.2 嶋田功 稲葉幸夫 飯田正
第8回 1983年11月20日 ロンググレイス 牝3 2:30.1 河内洋 小林稔 中井長一
第9回 1984年11月4日 キョウワサンダー 牝3 2:28.4 樋口弘 吉岡八郎 浅川吉男
第10回 1985年11月3日 リワードウイング 牝3 2:26.8 内田国夫 鶴留明雄 宮崎忠比古
第11回 1986年11月2日 メジロラモーヌ 牝3 2:29.1 河内洋 奥平真治 (有)メジロ牧場
第12回 1987年11月15日 タレンティドガール 牝3 2:29.3 蛯沢誠治 栗田博憲 飯田政子
第13回 1988年11月13日 ミヤマポピー 牝3 2:27.2 松田幸春 松田由太郎 大宮良吾
第14回 1989年11月12日 サンドピアリス 牝3 2:28.8 岸滋彦 吉永忍 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
第15回 1990年11月11日 キョウエイタップ 牝3 2:25.5 横山典弘 稗田研二 松岡正雄
第16回 1991年11月10日 リンデンリリー 牝3 2:29.6 岡潤一郎 野元昭 林田秋利
第17回 1992年11月15日 タケノベルベット 牝3 2:27.1 藤田伸二 小林稔 武岡大佶
第18回 1993年11月14日 ホクトベガ 牝3 2:24.9 加藤和宏 中野隆良 金森森商事(株)
第19回 1994年11月13日 ヒシアマゾン 牝3 2:24.3 中舘英二 中野隆良 阿部雅一郎
第20回 1995年11月12日 サクラキャンドル 牝3 2:27.2 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第21回 1996年11月10日 ダンスパートナー 牝4 2:14.3 四位洋文 白井寿昭 吉田勝己
第22回 1997年11月9日 エリモシック 牝4 2:12.5 的場均 沖芳夫 山本慎一
第23回 1998年11月15日 メジロドーベル 牝4 2:12.8 吉田豊 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第24回 1999年11月14日 メジロドーベル 牝5 2:13.5 吉田豊 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第25回 2000年11月12日 ファレノプシス 牝5 2:12.8 松永幹夫 浜田光正 (有)ノースヒルズマネジメント
第26回 2001年11月11日 トゥザヴィクトリー 牝5 2:11.2 武豊 池江泰郎 金子真人
第27回 2002年11月10日 ファインモーション 牝3 2:13.2 武豊 伊藤雄二 伏木田達男
第28回 2003年11月16日 アドマイヤグルーヴ 牝3 2:11.8 武豊 橋田満 近藤利一
第29回 2004年11月14日 アドマイヤグルーヴ 牝4 2:13.6 武豊 橋田満 近藤利一
第30回 2005年11月13日 スイープトウショウ 牝4 2:12.5 池添謙一 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第31回 2006年11月12日 フサイチパンドラ 牝3 2:11.6 福永祐一 白井寿昭 関口房朗
第32回 2007年11月11日 ダイワスカーレット 牝3 2:11.9 安藤勝己 松田国英 大城敬三
第33回 2008年11月16日 リトルアマポーラ 牝3 2:12.1 C.ルメール 長浜博之 (有)社台レースホース

※第31回はカワカミプリンセスが1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。

エリザベス女王杯の記録

  • レースレコード - 2:11.2(第26回優勝馬トゥザヴィクトリー)
  • 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
  • 同一馬による連覇 - 2
メジロドーベル - 第23、24回
アドマイヤグルーヴ - 第28、29回
  • 同一騎手による連続優勝 - 4(第26~29回 武豊。同競走の最多勝利騎手でもある)

脚注

  1. 競走名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれる。
  2. 但し桜花賞優駿牝馬(オークス)とは違い英国競馬のクラシック競走に範を取った競走では無い為、クラシック競走には位置付けられていない。

関連項目

中央競馬GI、JpnI、J・GI競走
フェブラリーステークス | 高松宮記念 | 桜花賞* | 中山グランドジャンプ | 皐月賞* | 天皇賞(春) | NHKマイルカップ | ヴィクトリアマイル | 優駿牝馬* | 東京優駿* | 安田記念 | 宝塚記念 | スプリンターズステークス | 秋華賞 | 菊花賞* | 天皇賞(秋) | エリザベス女王杯 | マイルチャンピオンシップ | ジャパンカップ | ジャパンカップダート | 阪神ジュベナイルフィリーズ* | 朝日杯フューチュリティステークス* | 中山大障害 | 有馬記念
  • 平地で国際グレードが得られていない競走(JpnI)には右肩に「*」を付している。
  • 障害競走(J・GI)は斜体で示している。
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