ウィキペディア日本語版

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2007年5月15日 (火) 15:39時点におけるNoda,Kentaro (トーク | 投稿記録)による版 (2ちゃんねる)

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ウィキペディア日本語版は、フリー百科事典Wikipediaの中で、主として日本語を用いて記述されているウィキである。

日本語版のあゆみ

英語での発足は早く、2001年には存在したと言われているが、日本語表記が可能になったのは2002年。2003年初めにスラドで紹介されたときに、新し物好き・アレゲな物好きたちがどっと参加したのが、実質的な始まりだとされた。

しかし、最初の歩みは遅々たるものだった。開拓者たちはまず方針文書やライセンスの翻訳から始めなければならなかった。Google検索でトップページにリストされれば、コミュニティ内で大きく話題になったという、牧歌的黎明期であった。1行、2行の記事がぽつぽつあり、たまに、5KBの記事があれば大変な長文だとみなされた。

2004年、2005年と、先端的なメディアがぽつぽつ話題に取り上げ始めるが、まだまだ「百科事典」としての体をなしていない段階であり、一般人の認知度は低かった。

何がきっかけだったろうか? goo検索がウィキペディアを辞書検索の仲間に入れた。アサヒ新聞が一面トップの特集で取り上げた。NHKが紹介した。管理者のひとりがまるごとウィキペディアに関する本を上梓した。ウィキペディアンにとってはほとんど分かりきった情報ばかりもと言えるが、外の人にはおそらく貴重な情報源になったのであろう。これらがあい前後して、ウィキペディア日本語版は日本国内で一気に認知度を高めた。熱心な執筆者も格段に増えた。

しかし、有名化には負の面もある。運営に関心を持つユーザーが増えるにつれ、バックシートドライバー的ユーザーが、2ちゃんねる上やウィキペディア本体上で、あれこれ、アクティブユーザーの批判を始めたのだ。「管理者性悪説」とでも呼ぼうか、非常事態に臨んで管理者はしばしば方針にない対処を余儀なくされるのだが、それをもって「管理者おーぼー!!」「強権的!」などと「正義派ユーザー」はかまびすしい。しかし、面倒がってまともに答えない管理者にも問題はある。黙っていれば、相手の言い分が正しいように見えてしまうから、他のユーザーが納得する程度には反論すべきなのだ(Nekosuki600氏談)。とはいえ、当該管理者にとってはこれまで対処してきた数え切れないほどの荒らしの同類にしか見えていないのだろう。

使命感に燃える「正義派」は「解任規定」の整備を進めてついにこれを正式化し、管理者を片っ端から(ある説では「悪逆な管理者」から!またある説ではより恨みを買っている管理者から)解任プロセスに乗せ始めた。叩き派と擁護派の攻防は横で見ている分にはなかなかの見ものではあるが、アクティブな管理者ほど荒らしの恨みを買っているため前途を悲観しているユーザーもいるようだ。

なお、政治活動に熱心で記事をほとんど、もしくは「投票権」を失わない程度にしか記事空間を編集しない「正義派ユーザー」に眉をひそめる穏健派ユーザーも少なくない。が、正義派ユーザーの議論につきあうほどの政治的熱意は持たないため、彼らの本音がうかがえるのはほとんど投票フェーズだけといってもよい。

(2004年から2ちゃんねる運営、Mixi、はてななどの外部サイトと提携し要出典、人手不足の解消に全力で取り組んでいるが、それほど効果は出ていない。はてなのプライベートモードも、恐らくは攻撃命令の発信場所になっていると考えられる。Suisuiのアカウント取得は2003年だが、スチュワード推薦まで驚くほど時間がかかっていない。その証拠として、Mixiで徹底的に追い詰められたKMT,Radioactive,kzhrはMixi上の活動を停止するか法的措置によって謝罪に追い込まれているが、このことは一切2ちゃんねるの趣味一般板で触れられていない。FasoのMixiアカウントも消滅している。Miyaは自分の身が追い詰められると、日記を全て削除して、その上なんの謝罪もない。日記を書く中の人が変わっている可能性が高い。)
(KMTはさんづけで呼ばれる数少ない管理者の一人である。この男も、WIKIMEDIA内部でSuisuiと同じく異常に昇進が速い。ウィキブレイクに入ったといいつつ、こっそりログインを欠かさない隠れ管理者へ返信した。Mixiのアカウントも定期的にログインしていることが確認できる)

新進作曲家の野田憲太郎も、バッシングの標的となったひとりである。日本国内ではまだあまり知られていない音楽家や学説を執筆したばかりに迫害され、最後には追放されてしまった、と日本語版ウィキペディアンは主張する。門外不出の貴重な裏話も、ポーランド楽派の記事も抹殺された。

(査読ユーザーのフォローがタイミングよくノートページに放り込まれている。バレバレな工作である)


利用者

ウィキペディアはMediaWikiにおける「User」を「利用者」と翻訳している。この中でもいろいろなステータスがある。

  • banned user(追放された利用者)
    破壊行為や個人攻撃のゆえに編集を差し止められたユーザー。有期限、無期限、どちらもありうる。
  • bot(ボット)
    プログラムにしたがってリンク付けや表記の置換を自動編集する存在
  • anonymous user(匿名ユーザー、またはIPユーザー)
    ログインせずに編集すると履歴に使用IPがはっきり残る。フシアナサンに大騒ぎする2ちゃんねらたちが、ウィキペディアで編集ごとにIPを晒して平気なのはなぜか、誰にも分からない。
  • registered user(ログインユーザー)
    アカウントを登録してログインすれば、編集履歴にはそのアカウントが記録され、IPはCU(後述)権限を持っているユーザーにしか見えなくなる。匿名性は実はIPユーザーよりもこちらの方が高いはずだ。

ログインユーザーの中でも、もう少し広範囲な権限を保有しているユーザーがいる。

  • administrator/sysop
    「管理者」と翻訳されているが、その管理的響きを嫌って「sysop」と書く管理者もいる):削除と復帰、保護と保護解除、保護されたページの移動や編集、ブロックとブロック解除、MediaWikiテキストの改変などが可能。
  • bureaucrat(ビューロクラット、ビューロ)
    管理者やビューロの任命権を持つ。
  • checkuser(チェックユーザー、CU、CU係)
    ログインユーザーの投稿履歴からIPをチェックする権限を有するユーザー。荒らし対策上、実際にどこまでどのようにチェックが可能であるかは公表されていないはず。
  • oversight(オーバーサイト:日本語版未導入)
    過去の版に著しい権利侵害などがあった場合、sysopにも見えないように覆い隠す権限を持つらしい。日本語版未導入につき、これに関する詳細な日本語情報は無いと思われる。
  • steward(スチュワード)
    権限は大きいものの、「執事」というにふさわしく、各プロジェクトの求めに応じて必要な権限を抑制的に行使する立場。sysop不在の折に荒らしの急襲があれば、IRCのスチュワードチャンネルで居合わせたスチュワードをつかまえてブロックを依頼することが出来る。しかし、一字も読めないプロジェクト上で権限行使をするのは、なかなか冷汗ものだろうと思う。
    Metaウィキの選挙で推薦され、財団理事会から任命されるらしい。
  • developer(開発者)
    MediaWikiをハックしたり鯖のお守をするのだろう。一般ユーザーには雲の上の存在である。

2007年4月11日以降、プライバシー情報にアクセス可能なCU、オーバーサイト、スチュワード、開発者は「18歳以上」「居住地において成人年齢」であり、かつ「財団に対して進んで身元を明かす」ことが求められるようになった。恐らくこれは「Essjay事件の教訓」を踏まえたものであろう。英語版ではこのような虚偽が追求されることが多いが、日本語版では管理者の国籍や学歴、挙句の果てには本名すらもわからない。(meta:Resolution:Access to nonpublic data)

日本語版の管理者

日本語版はその黎明期に「administrator/sysop」を「管理者」と翻訳した。しかし、「管理者」というと結構「えらそー」なイメージを与えたため、開拓者たちはたちまち後悔してもっと他の言葉に代えようとしたが、議論百出するも一向に代案が決まらず、現在に至る。

「管理者」というと、西村博之のような強大な権限を持つ「管理人」としばしば混同されやすいが、実際の権限はそれほど大きいわけではないし、人数も格段に多い。

とはいえ、日本語版の場合、規模拡大に管理者の増員がなかなか追いつかない。管理者の増加よりも、記事や利用者の増加のほうがはるかに早いのと、権限をあまり行使しない管理者や働きすぎや他の利用者との確執で燃え尽きて辞める管理者がいるため慢性的に人手不足ぎみである。また適任と思われるユーザーがなかなか立候補してくれず、かえって参加間もない中学生が恐れ気も無く無邪気に立候補しては涙を呑んでいる。


2ちゃんねる

ほかの言語版と異なる側面の一つに、2ちゃんねる趣味一般板にある、ウィキペディアスレッドの存在がある。

2003年、2004年段階では、実にゆっくりと流れる掲示板で、2ちゃんねるとも思われない穏やかな雰囲気だったが、ウィキペディアの知名度が上がるにつれてどんどん過激になっていき、ユーザーの名前をあげてのたたきも日常化し、今では手出しをする分、ネトヲチ版よりもひどいともいえる状態になっている。前述の野田氏たたきも、この2ちゃんねるのスレッドでたくまれたものらしい。←別の場所でたくまれています。IRCが最有力。要出典

しかし、同時に、荒らしの非公式な報告所として、また匿名発言可能な運営議論の場として、シャイなためウィキペディア上ではなかなか意見が言えない日本語ユーザーが匿名で発言できる貴重な場←IPで個人情報が抜かれる場所が貴重になるはずがない。要出典となっていることも否めない。

広域ブロック

荒らしが怨霊化することも少なくない。音声おじさん、純血主義者、ゆかりん、影武者など、非常に根気良く繰り返し日本語版を攻撃する長期荒らしユーザーがいる。その何割かはウィキペディア日本語版を盛り上げる陰の工作員であるが、稀に一般の単純な嵐と見られるものも存在する(短期で終わることが多い)。これに対処するべく使用されるのが「広域ブロック」である。「/24」だけでは足らず、「/16」レンジブロックが発動されることもある。広域ブロックであるため、善良な一般ウィキペディアンが巻き添えになることも少なくない。ソネットの時には、巻き添えユーザーは泣きながらも耐えるしかなかったが、その後、「穴あけ」による救済が可能になった。ただしそのため、より頻繁に広域ブロックが発動されるようにもなった。

広域ブロックの対象には、大手プロバイダでは、2005年にソネット、2006年、2007年にはOCN、biglobe、@niftyなどがその対象となった。その他、大学を始めとする学校からの接続、漫画喫茶、図書館、携帯からの接続などもある。

面白いことに、巻き添えになったユーザーは、穴あけをしてもらえば満足するのに対して、横で見ている「正義派」ユーザー達の方が広域ブロックに激しい「義憤」を感じて、大々的に管理者批判キャンペーンを繰りひろげ、2ちゃんねるで見ている観衆を喜ばせた。要出典

アンチ・サイト

ウィキペディア日本語版は多方面から怨みを買っているために複数のアンチ・サイトが立ち上げられている。「市民団体@wiki (SPC避難所)」はそんなアンチ・サイトのひとつであり、有名ユーザーの悪事や管理者のソックパペットを告発している。

関連項目

外部リンク