「チョップリフター (ファミコン版)」の版間の差分

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[[チョップリフター]]とは[[パソコンゲーム]]黎明期に数多の機種に移植され、名作の名をほしいままにしてきた、パソコン初期[[シューティングゲーム]]を代表する伝説的作品。しかし、[[ファミコン]]版はその異常なまでの難易度からか、パソコン版の名声とは裏腹に、あっさりとクソゲーの烙印を押されてしまった。この評価の違いの原因は、このゲームが持つ、真の戦場での戦いにも通じるシビアさや緊張感を、平和ボケした日本人に理解できなかった点にあるのか?それとも、単にファミコン版の移植を担当したジャレコの力量に問題があったのか?識者による結論が待たれるところだ([[マスターシステム]]版を見れば明らかに後者だと思われるが)。  
 
[[チョップリフター]]とは[[パソコンゲーム]]黎明期に数多の機種に移植され、名作の名をほしいままにしてきた、パソコン初期[[シューティングゲーム]]を代表する伝説的作品。しかし、[[ファミコン]]版はその異常なまでの難易度からか、パソコン版の名声とは裏腹に、あっさりとクソゲーの烙印を押されてしまった。この評価の違いの原因は、このゲームが持つ、真の戦場での戦いにも通じるシビアさや緊張感を、平和ボケした日本人に理解できなかった点にあるのか?それとも、単にファミコン版の移植を担当したジャレコの力量に問題があったのか?識者による結論が待たれるところだ([[マスターシステム]]版を見れば明らかに後者だと思われるが)。  
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巷では[[テロ]]だ報復だ平和主義だと国際規模で一大事になっていますが、我が国[[日本]]でも、大和魂を忘れた偏屈な反戦平和主義者がのさばっててまことに見苦しいと思う今日この頃。
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この作品は元々[[AppleII]]で開発されたゲームで、当時、[[アメリカ]]屈指の優良ゲームソフト会社と言われた「[[ブローダーバウンド]]」社の代表作でもありました。他にも「[[ロードランナー]]」や「[[バンゲリングベイ]]」等が有名ですね。
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本作には実は元ネタが存在します。
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1980年代前半に[[イラン]]のアメリカ大使館員がイラン側に拉致られて人質にされるという事件が起きました。
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当時の大統領だった[[ジミー・カーター]]大統領は特殊部隊をヘリで送り込み、人質を救出するという大胆な作戦を発案したのですが、結局作戦は失敗に終わりました。
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ゲーム『チョップリフター』はその腹いせとしてリリースされたという噂があります。
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・・・とまあ、多少の紆余曲折はありましたが、本作はアメリカで大ヒット。日本でもPC-88等に移植されて大ヒット。その後業務用も出てこれまたヒットしました。
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が、[[ファミコン]]版はそんなヒットの面影もない[[クソゲー|駄作]]に成り下がってしまいました。
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「ロードランナー」のファミコン版も、その移植度の悪さにユーザーは辟易していたのですが、[[ハドソン]]も[[ジャレコ]]も「ブローダーバウンド」社に恨みでもあるんでしょうか?
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・・・それはともかく、ファミコン版『チョップリフター』にはオリジナル版にはない醜悪なアレンジが数多く存在します。
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元々、このゲームはヘリの操作にクセがあって中々難しいのですが、慣れればある程度点数を稼ぐことは可能です。十字ボタンでヘリを動かし、Aボタンでヘリを反転、Bボタンで[[機関銃]]を発射。ここまではオリジナルや移植版と変わりはありません。
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ところが、ファミコン版にはオリジナルには存在しなかった対空砲が山のようにあります。
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へろへろと頼りなく飛ぶヘリに目掛けて飛んでくる高速の機関砲。
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完璧に国際協定を無視してます。開発者は国境を無許可で越えてはいけないことすら知らなかったんでしょうか?
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だって、人質のいるところまで飛んでいくことすら難しいんですから。
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本当なら大使館の周りは安全地帯な筈ですが、ここにも容赦なく攻撃は仕掛けられてきます。
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まさに、人類に逃げ場なし!
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それにさらに追い討ちをかけるのが、[[燃料]]メーターです。
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勿論、オリジナルには燃料制限なんてありません。
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そして、燃料切れで落ちていくヘリ・・・。
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どう考えてもジャレコは「ブローダーバウンド」社に喧嘩を売ってるとしか思えません。
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もしくは開発チームにイランの[[スパイ|特殊工作員]]が紛れ込んでいたとか。
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そんなイランのアメリカも[[アフガニスタン|アフガン]]もビックリの驚愕難易度を誇るファミコン版『チョップリフター』。『[[スペランカー]]』をクリアーすることに成功した私ですら、一面制覇できませんでした。
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この難易度は、例えていうなら、最初から「ジャンクションシステム」がない「[[ファイナルファンタジーVII|FF8]]」をやらされているようなものといえば分かってもらえると思います。
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[[Category:クソゲー|ちよつふりふたあ]]
 
[[Category:クソゲー|ちよつふりふたあ]]
 
[[Category:ファミリーコンピュータ用ソフト|ちよつふりふたあ]]
 
[[Category:ファミリーコンピュータ用ソフト|ちよつふりふたあ]]
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[[Category:ジャレコ|劣化]]

2008年9月13日 (土) 12:33時点における版

(86/06/26発売 ジャレコ)

概要

チョップリフターとはパソコンゲーム黎明期に数多の機種に移植され、名作の名をほしいままにしてきた、パソコン初期シューティングゲームを代表する伝説的作品。しかし、ファミコン版はその異常なまでの難易度からか、パソコン版の名声とは裏腹に、あっさりとクソゲーの烙印を押されてしまった。この評価の違いの原因は、このゲームが持つ、真の戦場での戦いにも通じるシビアさや緊張感を、平和ボケした日本人に理解できなかった点にあるのか?それとも、単にファミコン版の移植を担当したジャレコの力量に問題があったのか?識者による結論が待たれるところだ(マスターシステム版を見れば明らかに後者だと思われるが)。

与えられた批評

巷ではテロだ報復だ平和主義だと国際規模で一大事になっていますが、我が国日本でも、大和魂を忘れた偏屈な反戦平和主義者がのさばっててまことに見苦しいと思う今日この頃。

確かに平和を望む気持ちは大事です。それは別にいいんです。 しかし、日本に限っては問題ありです。意義ありです。

街で盛んに声を張り上げる中年ババアの「理性的な解決法を!」という意見の裏には、「対岸の火事を日本に持ち込むなメリケン人!」という思惑が見え隠れしているように見えます。少なくとも、私には。 やっぱり反戦平和を叫ぶだけの国の人間にテロ云々を語るのは不可能かもしれないなと個人的に思う私でした。 だって連中は、 「もし、テロの犠牲になった人が自分の親族や大切な人だったら、今と同じ事が言えるか!?」 と問うたら、口を閉ざす筈ですから。

「所詮他人事よイヒヒヒヒ」という腹の奥の声が聞こえる日も、そう遠くではないでしょう・・。

というわけでテロまっしぐらの今のご時世にタイムリーとして紹介しますのは 「チョップリフター」です。(タイムリーエラーじゃないの?)というツッコミは不可)


この作品は元々AppleIIで開発されたゲームで、当時、アメリカ屈指の優良ゲームソフト会社と言われた「ブローダーバウンド」社の代表作でもありました。他にも「ロードランナー」や「バンゲリングベイ」等が有名ですね。

本作には実は元ネタが存在します。 1980年代前半にイランのアメリカ大使館員がイラン側に拉致られて人質にされるという事件が起きました。 当時の大統領だったジミー・カーター大統領は特殊部隊をヘリで送り込み、人質を救出するという大胆な作戦を発案したのですが、結局作戦は失敗に終わりました。 ゲーム『チョップリフター』はその腹いせとしてリリースされたという噂があります。

・・・とまあ、多少の紆余曲折はありましたが、本作はアメリカで大ヒット。日本でもPC-88等に移植されて大ヒット。その後業務用も出てこれまたヒットしました。 が、ファミコン版はそんなヒットの面影もない駄作に成り下がってしまいました。

「ロードランナー」のファミコン版も、その移植度の悪さにユーザーは辟易していたのですが、ハドソンジャレコも「ブローダーバウンド」社に恨みでもあるんでしょうか? イエローモンキー扱いされたとか。

・・・それはともかく、ファミコン版『チョップリフター』にはオリジナル版にはない醜悪なアレンジが数多く存在します。

元々、このゲームはヘリの操作にクセがあって中々難しいのですが、慣れればある程度点数を稼ぐことは可能です。十字ボタンでヘリを動かし、Aボタンでヘリを反転、Bボタンで機関銃を発射。ここまではオリジナルや移植版と変わりはありません。 問題はここからです。 オリジナルでは、一面にはヘリを撃ち落そうとする戦車部隊しかいませんでした。 ところが、ファミコン版にはオリジナルには存在しなかった対空砲が山のようにあります。 へろへろと頼りなく飛ぶヘリに目掛けて飛んでくる高速の機関砲。 で、あっさりと撃墜されるヘリ・・・。

無論、地上すれすれだけでなく、空中にも安全な場所はありません。 ボーっとしてると、今度は国境を越えてジェット機が飛んできて攻撃を仕掛けてきます。 完璧に国際協定を無視してます。開発者は国境を無許可で越えてはいけないことすら知らなかったんでしょうか? で、またしても撃ち落されるヘリ・・・。

人質救出という目的もどこへやら、もはや完全にサバイバルゲームと化してます。 だって、人質のいるところまで飛んでいくことすら難しいんですから。 本当なら大使館の周りは安全地帯な筈ですが、ここにも容赦なく攻撃は仕掛けられてきます。 まさに、人類に逃げ場なし!

それにさらに追い討ちをかけるのが、燃料メーターです。 勿論、オリジナルには燃料制限なんてありません。 そして、燃料切れで落ちていくヘリ・・・。


どう考えてもジャレコは「ブローダーバウンド」社に喧嘩を売ってるとしか思えません。 もしくは開発チームにイランの特殊工作員が紛れ込んでいたとか。

そんなイランのアメリカもアフガンもビックリの驚愕難易度を誇るファミコン版『チョップリフター』。『スペランカー』をクリアーすることに成功した私ですら、一面制覇できませんでした。

この難易度は、例えていうなら、最初から「ジャンクションシステム」がない「FF8」をやらされているようなものといえば分かってもらえると思います。