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(新しいページ: '{{レース名 |馬場 = 芝 |競走名 = 凱旋門賞 |開催地 = ロンシャン競馬場 |開催日 = 10月第1日曜日 |格付け = G(グループ)1 |距離 = ...')
 
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{{レース名
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'''凱旋門賞'''('''がいせんもんしょう'''、'''Prix de l'Arc de Triomphe''')とは[[フランス]]の[[フランスギャロ]]が毎年10月の第1日曜日([[凱旋門賞ウィークエンド]]2日目)に[[ロンシャン競馬場]]の[[芝]]2400[[メートル|m]]で施行する[[競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|グループ1]])[[競馬の競走|競走]]である。略して'''アルク'''または'''アーク'''('''Arc''')と呼ばれる。
|馬場 = 芝
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|競走名 = 凱旋門賞
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|開催地 = ロンシャン競馬場
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|開催日 = 10月第1日曜日
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|格付け = G(グループ)1
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|距離 = 芝2400m
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|条件 = 3歳以上牡牝
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|賞金総額 = 200万ユーロ(約3億円)
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|負担重量 = 3歳56kg、4歳以上59.5kg、牝馬1.5kg減
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|創設 = [[1920年]][[10月3日]]
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'''凱旋門賞'''('''がいせんもんしょう'''、'''Prix de l'Arc de Triomphe''')とは[[フランス]]の[[フランスギャロ]]が毎年10月の第1日曜日([[ロンシャンウィークエンド]]2日目)に[[ロンシャン競馬場]]の[[芝]]2400[[メートル|m]]で施行する[[競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|グループ1]])[[競馬の競走|競走]]である。略して'''アルク'''または'''アーク'''('''Arc''')と呼ばれる。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[1920年]]に[[第一次世界大戦]]後に衰退したフランス競馬再興を掲げ、かつての大レースである[[パリ大賞典]]に匹敵する大レース創設を目指し'''パン・ヨーロッパ'''(欧州一)、'''パン・ワールド'''(世界一)を目標として誕生した国際競走で、[[ヨーロッパ]]のみならず世界中のホースマンが[[ダービー (競馬)|エプソムダービー]]や[[ケンタッキーダービー]]と並び憧れ、勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つである。
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[[1920年]]に[[第一次世界大戦]]後に衰退したフランス競馬再興を掲げかつての大レースである[[パリ大賞典]]に匹敵する大レース創設を目指し'''パン・ヨーロッパ'''(欧州一)、'''パン・ワールド'''(世界一)を目標として誕生した国際競走で[[ヨーロッパ]]のみならず世界中のホースマンが[[ダービー (競馬)|エプソムダービー]]や[[ケンタッキーダービー]]と並び憧れ、勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つである。
  
ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤戦に開催されることで、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会し、ヨーロッパチャンピオン決定戦の位置づけとなっている。同じような位置づけの競走で、イギリスの[[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]]はヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することで、より高い価値を保っている(日本に当てはめると、その年の総決算であるということで[[有馬記念]]と各国のチャンピオン級が集まるということで[[ジャパンカップ]]と両方を合わせたようなものと考えるとよい)。
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ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤戦に開催されることでその年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会し、ヨーロッパチャンピオン決定戦の位置づけとなっている。同じような位置づけの競走でイギリスの[[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]]はヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することでより高い価値を保っている(日本に当てはめると、その年の総決算であるということで[[有馬記念]]と各国のチャンピオン級が集まるということで[[ジャパンカップ]]と両方を合わせたようなものと考えるとよい)。
  
一方、ヨーロッパ競馬全体の傾向として種牡馬価値の大きい競走の距離が短くなってきている。凱旋門賞の2400mは[[1980年代]]後半頃以降の価値観では長い方の距離に分類され、伝統的な2400mの凱旋門賞に優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。競馬をスポーツとして捉えた場合、ヨーロッパでは著名な大きなレースをたくさん勝つことよりも、強い相手と戦って勝つことのほうが価値が高いとされており、2400mの伝統的な大レースよりも2000mの新興の国際レースのほうが強い競走馬が集まっていると考えられているからである(かつてヨーロッパではチャンピオン決定戦は3000mや4000m級の競走で行われていたことも付記しておく)。しかし、ヨーロッパ競馬のファンの間では[[障害競走]]や長距離レースの人気の方が高く、競馬関係者とファンとの乖離が広がってるのも事実である。
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一方、ヨーロッパ競馬全体の傾向として種牡馬価値の大きい競走の距離が短くなってきている。凱旋門賞の2400mは[[1980年代]]後半頃以降の価値観では長い方の距離に分類され、伝統的な2400mの凱旋門賞に優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。競馬をスポーツとして捉えた場合、ヨーロッパでは著名な大きなレースをたくさん勝つことよりも強い相手と戦って勝つことのほうが価値が高いとされており2400mの伝統的な大レースよりも2000mの新興の国際レースのほうが強い競走馬が集まっていると考えられているからである(かつてヨーロッパではチャンピオン決定戦は3000mや4000m級の競走で行われていたことも付記しておく)。しかしヨーロッパ競馬のファンの間では[[障害競走]]や長距離レースの人気の方が高く、競馬関係者とファンとの乖離が広がってるのも事実である。
  
日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で、必ずしもヨーロッパで高い評価を得られた場合でなくとも凱旋門賞や凱旋門賞の優勝馬には大きな注目が集まり、特に[[1986年]]以降は10年間で5頭が種牡馬として日本に輸入された。日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬がしばしば参戦している。[[2006年]]に[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が挑戦した際には日本の放送史上初めて、地上波での海外競馬の生中継が[[日本放送協会|NHK]]によって行われた。
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日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で必ずしもヨーロッパで高い評価を得られた場合でなくとも凱旋門賞や凱旋門賞の優勝馬には大きな注目が集まり、特に[[1986年]]以降は10年間で5頭が種牡馬として日本に輸入された。日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬がしばしば参戦している。[[2006年]]に[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が挑戦した際には日本の放送史上初めて、地上波での海外競馬の生中継が[[日本放送協会|NHK]]によって行われた。
  
 
同競走の出走条件は3歳以上の[[牡馬]]・[[牝馬]]で[[せん馬|騸(せん)馬]]の出走が出来ない。これは同競走が繁殖馬の選定の競走と定められているため、繁殖に携わることができない騸馬は出走の資格が与えられていない。
 
同競走の出走条件は3歳以上の[[牡馬]]・[[牝馬]]で[[せん馬|騸(せん)馬]]の出走が出来ない。これは同競走が繁殖馬の選定の競走と定められているため、繁殖に携わることができない騸馬は出走の資格が与えられていない。
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この騸馬が出走できないことを理由に[[1999年]]より[[2005年]]まで存在した[[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ|ワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップ]]に参加できなかったが、[[2003年]]に本競走の主催元のフランスギャロなどの訴えにより加入できた。
 
この騸馬が出走できないことを理由に[[1999年]]より[[2005年]]まで存在した[[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ|ワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップ]]に参加できなかったが、[[2003年]]に本競走の主催元のフランスギャロなどの訴えにより加入できた。
  
[[負担重量]]は3歳牡馬は56kg、4歳以上の牡馬は59.5kg、牝馬1.5kg減と定められており、3歳馬と古馬との差が同時期の日本より0.5kg開きがあるため日本では3歳馬に有利であると考えられている。そのため、ディープインパクトが3着に敗れた際に(後に失格)[[馬主]]の[[金子真人]]が同レースを3歳馬のスターをつくるためのレースであると発言した。ただし、実際に[[1996年]]より[[2006年]]までの10年間にフランス調教の3歳馬が7勝を挙げているように、特徴のある傾向を示している。また3歳時に同レースで優勝し、連覇を狙って出走するも3歳馬に負けてしまう馬も少なからず存在している。
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[[負担重量]]は3歳牡馬は56kg、4歳以上の牡馬は59.5kg、牝馬1.5kg減と定められており3歳馬と古馬との差が同時期の日本より0.5kg開きがあるため日本では3歳馬に有利であると考えられている。そのため、ディープインパクトが3着に敗れた際に(後に失格)[[馬主]]の[[金子真人]]が同レースを3歳馬のスターをつくるためのレースであると発言した。ただし実際に[[1996年]]より[[2006年]]までの10年間にフランス調教の3歳馬が7勝を挙げているように、特徴のある傾向を示している。また3歳時に同レースで優勝し、連覇を狙って出走するも3歳馬に負けてしまう馬も少なからず存在している。
  
近年のフランス競馬の高速化に伴い好時計で優勝する事が相次いでいるが、一方で硬すぎる馬場に対する批判も少なくない。フランスの馬場はイギリスの競馬場の馬場に比べると固く、イギリスの競馬よりスピードが必要であるといわれている。そのため、イギリスのクラシックレースやキングジョージを制覇した馬の最後の難関とされている。しかし、固いとは言っても、日本の馬場に比べればかなり重い馬場であるのは事実である。
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近年のフランス競馬の高速化に伴い好時計で優勝する事が相次いでいるが、一方で硬すぎる馬場に対する批判も少なくない。フランスの馬場はイギリスの競馬場の馬場に比べると固く、イギリスの競馬よりスピードが必要であるといわれている。そのため、イギリスのクラシックレースやキングジョージを制覇した馬の最後の難関とされている。しかし、固いとは言っても日本の馬場に比べればかなり重い馬場であるのは事実である。
  
 
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない。欧州馬以外の最高着順は日本から出走した[[エルコンドルパサー]]とニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。
 
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない。欧州馬以外の最高着順は日本から出走した[[エルコンドルパサー]]とニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。
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総賞金額は200万[[ユーロ]](約3億円)、1着賞金は114万2800ユーロ(約1億7000万円)となっている。
 
総賞金額は200万[[ユーロ]](約3億円)、1着賞金は114万2800ユーロ(約1億7000万円)となっている。
  
また凱旋門賞当日はロンシャンウィークエンドと呼ばれる国際競走デーが開催され同レースをメインに6つのGI競走が施行される。
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また凱旋門賞当日は凱旋門賞ウィークエンドと呼ばれる国際競走デーが開催され同レースをメインに6つのGI競走が施行される。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
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* [[1977年]] - ニュージーランド調教馬のBalmerino(バルメリーノ)が2着と健闘
 
* [[1977年]] - ニュージーランド調教馬のBalmerino(バルメリーノ)が2着と健闘
 
* [[1978年]] - Alleged([[アレッジド]])が5頭目の連覇
 
* [[1978年]] - Alleged([[アレッジド]])が5頭目の連覇
* [[1983年]] - 史上初めて牝馬が1~4着までを独占、5年連続で牝馬が優勝
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* [[1983年]] - 史上初めて牝馬が1〜4着までを独占、5年連続で牝馬が優勝
 
* [[1985年]] - 1位入線のSagace([[サガス]])、2位入線のRainbow Quest(レインボークエスト)の進路を妨害し2着降着、Rainbow Questが繰り上がり優勝
 
* [[1985年]] - 1位入線のSagace([[サガス]])、2位入線のRainbow Quest(レインボークエスト)の進路を妨害し2着降着、Rainbow Questが繰り上がり優勝
 
* [[1987年]] - [[パット・エデリー]]が[[騎手]]として史上初の3連覇
 
* [[1987年]] - [[パット・エデリー]]が[[騎手]]として史上初の3連覇
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* [[2003年]] - [[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ]]に参加
 
* [[2003年]] - [[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ]]に参加
 
* [[2006年]] - 3位入線の[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が使用禁止薬物検出により失格
 
* [[2006年]] - 3位入線の[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が使用禁止薬物検出により失格
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* [[2008年]] - Zarkava([[ザルカヴァ]])がSagamix(サガミックス)以来10年ぶりに無敗で優勝
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* [[2009年]] - 1993年の優勝馬Urban Sea([[アーバンシー]])の息子Sea the Stars([[シーザスターズ]])が優勝、史上2頭目の母子制覇
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* [[2010年]] - 7位入線のPlanteur(プラントゥール)が2頭の進路を妨害したためレース史上2度目の失格
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* [[2016年]]、[[2017年]] - ロンシャン競馬場の改修工事に伴い、[[シャンティイ競馬場]]で代替開催
  
 
== 主なプレップレース ==
 
== 主なプレップレース ==
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== 歴代優勝馬 ==
 
== 歴代優勝馬 ==
{| class="yourtable" rules="all"
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{| class="wikitable"
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!勝時計!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
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!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
 
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|style="text-align:center"|第1回||[[1920年]][[10月3日]]||Comrade||牡3||2:39.00||F.Bullock||P.Gilpin||E.de Saint-Alary
 
|style="text-align:center"|第1回||[[1920年]][[10月3日]]||Comrade||牡3||2:39.00||F.Bullock||P.Gilpin||E.de Saint-Alary
 
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|style="text-align:center"|第2回||[[1921年]][[10月9日]]||[[クサール|Ksar]]||牡3||2:32.96||G.Stern||W.R.Walton||Madame E.Blanc
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|style="text-align:center"|第2回||[[1921年]][[10月9日]]||[[クサール|Ksar]]||牡3||2:32.96||G.Stern||W.Walton||Madame E.Blanc
 
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|style="text-align:center"|第3回||[[1922年]][[10月8日]]||Ksar||牡4||2:38.78||F.Bullock||W.R.Walton||Madame E.Blanc
 
|style="text-align:center"|第3回||[[1922年]][[10月8日]]||Ksar||牡4||2:38.78||F.Bullock||W.R.Walton||Madame E.Blanc
 
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|style="text-align:center"|第4回||[[1923年]][[10月7日]]||Parth||牡3||2:38.26||F.O'Neil||J.H.Crawford||A.Kingsley Macomber
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|style="text-align:center"|第4回||[[1923年]][[10月7日]]||Parth||牡3||2:38.26||F.O'Neil||J.Crawford||A.Kingsley Macomber
 
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|style="text-align:center"|第5回||[[1924年]][[10月5日]]||Massine||牡4||2:40.98||A.Sharpe||E.Cunnington||H.Ternynck
 
|style="text-align:center"|第5回||[[1924年]][[10月5日]]||Massine||牡4||2:40.98||A.Sharpe||E.Cunnington||H.Ternynck
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|style="text-align:center"|第30回||[[1951年]]10月7日||Tantieme||牡4||2;32.84||J.Doyasbere||F.Mathet||F.Dupre
 
|style="text-align:center"|第30回||[[1951年]]10月7日||Tantieme||牡4||2;32.84||J.Doyasbere||F.Mathet||F.Dupre
 
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|style="text-align:center"|第31回||[[1952年]]10月5日||Nuccio||牡4||2:39.84||R.Poincelet||A.Head||His Highness Aga Khan
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|style="text-align:center"|第31回||[[1952年]]10月5日||Nuccio||牡4||2:39.84||R.Poincelet||[[アレック・ヘッド|A.Head]]||His Highness Aga Khan
 
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|style="text-align:center"|第32回||[[1953年]]10月4日||La Sorellina||牝3||2:31.82||M.Larraun||E.Pollet||P.Duboscq
 
|style="text-align:center"|第32回||[[1953年]]10月4日||La Sorellina||牝3||2:31.82||M.Larraun||E.Pollet||P.Duboscq
 
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|style="text-align:center"|第33回||[[1954年]]10月3日||Sica Boy||牡3||2:36.34||W.R.Johnstone||P.Pelat||Madame J.Cochery
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|style="text-align:center"|第33回||[[1954年]]10月3日||Sica Boy||牡3||2:36.34||W.Johnstone||P.Pelat||Madame J.Cochery
 
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|style="text-align:center"|第34回||[[1955年]]10月9日||[[リボー|Ribot]]||牡3||2:35.68||E.Camici||M.Rochetta||Marquis I.della Rocchetta
 
|style="text-align:center"|第34回||[[1955年]]10月9日||[[リボー|Ribot]]||牡3||2:35.68||E.Camici||M.Rochetta||Marquis I.della Rocchetta
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|style="text-align:center"|第41回||[[1962年]]10月7日||Soltikoff||牡3||2:30.94||M.Depalmas||R.Pelat||Madame C.Del Ducca
 
|style="text-align:center"|第41回||[[1962年]]10月7日||Soltikoff||牡3||2:30.94||M.Depalmas||R.Pelat||Madame C.Del Ducca
 
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|style="text-align:center"|第42回||[[1963年]]10月6日||Exbury||牡4||2:34.98||J.Deforge||G.Watson||Baron G.de Rothschild
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|style="text-align:center"|第42回||[[1963年]]10月6日||Exbury||牡4||2:34.98||J.Deforge||G.Watson||[[ギー・ド・ロチルド|Baron G.de Rothschild]]
 
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|style="text-align:center"|第43回||[[1964年]]10月4日||Prince Royal||牡3||2:35.50||R.Poincelet||G.Bridgland||R.Ellsworth
 
|style="text-align:center"|第43回||[[1964年]]10月4日||Prince Royal||牡3||2:35.50||R.Poincelet||G.Bridgland||R.Ellsworth
 
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|style="text-align:center"|第44回||[[1965年]]10月3日||[[シーバード|Sea-Bird]]||牡3||2:35.52||T.P.Glennon||C.Pollet||J.Ternynck
+
|style="text-align:center"|第44回||[[1965年]]10月3日||[[シーバード|Sea-Bird]]||牡3||2:35.52||T.Glennon||C.Pollet||J.Ternynck
 
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|style="text-align:center"|第45回||[[1966年]]10月9日||Bon Mot||牡3||2:39.8||F.Head||W.Head||F.W.Burmann
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|style="text-align:center"|第45回||[[1966年]]10月9日||Bon Mot||牡3||2:39.8||[[フレディ・ヘッド|F.Head]]||W.Head||F.Burmann
 
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|style="text-align:center"|第46回||[[1967年]]10月8日||Topyo||牡3||2:38.2||W.B.Pyers||C.W.Barthlomew||Madame L.Volterra
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|style="text-align:center"|第46回||[[1967年]]10月8日||Topyo||牡3||2:38.2||W.Pyers||C.Barthlomew||Madame L.Volterra
 
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|style="text-align:center"|第47回||[[1968年]]10月6日||[[ヴェイグリーノーブル|Vaguely Noble]]||牡3||2:35.2||W.Williamson||E.Pollet||Madame R.Franklin
 
|style="text-align:center"|第47回||[[1968年]]10月6日||[[ヴェイグリーノーブル|Vaguely Noble]]||牡3||2:35.2||W.Williamson||E.Pollet||Madame R.Franklin
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|style="text-align:center"|第57回||[[1978年]][[10月1日]]||Alleged||牡4||2:36.5||L.Piggott||M.V.O'Brien||R.Sangster
 
|style="text-align:center"|第57回||[[1978年]][[10月1日]]||Alleged||牡4||2:36.5||L.Piggott||M.V.O'Brien||R.Sangster
 
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|style="text-align:center"|第58回||[[1979年]]10月7日||[[スリートロイカス|Three Troikas]]||牝3||2:28.9||F.Head||C.Head||Madame A.Head
+
|style="text-align:center"|第58回||[[1979年]]10月7日||[[スリートロイカス|Three Troikas]]||牝3||2:28.9||F.Head||[[クリスティアーヌ・ヘッド|C.Head]]||Madame A.Head
 
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|style="text-align:center"|第59回||[[1980年]]10月5日||[[デトロワ|Detroit]]||牝3||2:28.0||[[パット・エデリー|P.J.Eddery]]||O.Douieb||R.Sangster
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|style="text-align:center"|第59回||[[1980年]]10月5日||[[デトロワ|Detroit]]||牝3||2:28.0||[[パット・エデリー|P.Eddery]]||O.Douieb||R.Sangster
 
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|style="text-align:center"|第60回||[[1981年]]10月4日||[[ゴールドリヴァー|Gold River]]||牝4||2:35.2||[[ジェラール・モッセ|G.Moore]]||A.Head||J.Wertheimer
 
|style="text-align:center"|第60回||[[1981年]]10月4日||[[ゴールドリヴァー|Gold River]]||牝4||2:35.2||[[ジェラール・モッセ|G.Moore]]||A.Head||J.Wertheimer
 
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|style="text-align:center"|第61回||[[1982年]]10月3日||Akiyda||牝3||2:37.0||Y.Saint-Martin||F.Mathet||His Highness Aga Khan
+
|style="text-align:center"|第61回||[[1982年]]10月3日||Akiyda||牝3||2:37.0||Y.Saint-Martin||F.Mathet||[[アーガー・ハーン4世|His Highness Aga Khan]]
 
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|style="text-align:center"|第62回||[[1983年]]10月2日||[[オールアロング|All Along]]||牝4||2:28.1||[[ウォルター・スウィンバーン|W.R.Swinburn]]||P.L.Biancone||D.Wildenstein
+
|style="text-align:center"|第62回||[[1983年]]10月2日||[[オールアロング|All Along]]||牝4||2:28.1||[[ウォルター・スウィンバーン|W.R.Swinburn]]||P.Biancone||D.Wildenstein
 
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|style="text-align:center"|第63回||[[1984年]]10月7日||[[サガス|Sagace]]||牡4||2:39.1||Y.Saint-Martin||P.L.Biancone||D.Wildenstein
 
|style="text-align:center"|第63回||[[1984年]]10月7日||[[サガス|Sagace]]||牡4||2:39.1||Y.Saint-Martin||P.L.Biancone||D.Wildenstein
 
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|style="text-align:center"|第64回||[[1985年]]10月6日||[[レインボウクエスト|Rainbow Quest]]||牡4||2:29.5||P.J.Eddery||A.J.Tree||K.Abdulla
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|style="text-align:center"|第64回||[[1985年]]10月6日||[[レインボウクエスト|Rainbow Quest]]||牡4||2:29.5||P.Eddery||A.Tree||K.Abdulla
 
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|style="text-align:center"|第65回||[[1986年]]10月5日||[[ダンシングブレーヴ|Dancing Brave]]||牡3||2:27.7||P.J.Eddery||G.Harwood||K.Abdulla
+
|style="text-align:center"|第65回||[[1986年]]10月5日||[[ダンシングブレーヴ|Dancing Brave]]||牡3||2:27.7||P.Eddery||G.Harwood||K.Abdulla
 
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|style="text-align:center"|第66回||[[1987年]]10月4日||[[トランポリーノ|Trempolino]]||牡3||2:26.3||P.J.Eddery||[[アンドレ・ファーブル|A.Fabre]]||P.de Mousac
 
|style="text-align:center"|第66回||[[1987年]]10月4日||[[トランポリーノ|Trempolino]]||牡3||2:26.3||P.J.Eddery||[[アンドレ・ファーブル|A.Fabre]]||P.de Mousac
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|style="text-align:center"|第67回||[[1988年]]10月2日||[[トニービン|Tony Bin]]||牡5||2:37.3||J.Reid||L.Camici||Madame V.Del Bon Gaucci
 
|style="text-align:center"|第67回||[[1988年]]10月2日||[[トニービン|Tony Bin]]||牡5||2:37.3||J.Reid||L.Camici||Madame V.Del Bon Gaucci
 
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|style="text-align:center"|第68回||[[1989年]]10月8日||[[キャロルハウス|Carroll House]]||牡4||2:30.8||[[マイケル・キネーン|M.J.Kinane]]||M.Jarvis||A.Balzarini
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|style="text-align:center"|第68回||[[1989年]]10月8日||[[キャロルハウス|Carroll House]]||牡4||2:30.8||[[マイケル・キネーン|M.Kinane]]||M.Jarvis||A.Balzarini
 
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|style="text-align:center"|第69回||[[1990年]]10月7日||Saumarez||牡3||2:29.8||G.Mosse||N.Clement||B.Mc Nall
 
|style="text-align:center"|第69回||[[1990年]]10月7日||Saumarez||牡3||2:29.8||G.Mosse||N.Clement||B.Mc Nall
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|style="text-align:center"|第77回||[[1998年]]10月4日||Sagamix||牡3||2:34.5||O.Peslier||A.Fabre||J.L.Lagardere
 
|style="text-align:center"|第77回||[[1998年]]10月4日||Sagamix||牡3||2:34.5||O.Peslier||A.Fabre||J.L.Lagardere
 
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|style="text-align:center"|第78回||[[1999年]]10月3日||[[モンジュー|Montjeu]]||牡3||2:38.5||[[マイケル・キネーン|M.Kinane]]||J.Hammond||M.Tabor
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|style="text-align:center"|第78回||[[1999年]]10月3日||[[モンジュー|Montjeu]]||牡3||2:38.5||M.Kinane||J.Hammond||M.Tabor
 
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|style="text-align:center"|第79回||[[2000年]]10月1日||[[シンダー|Sinndar]]||牡3||2:25.8||[[ジョン・ムルタ|J.Murtagh]]||[[ジョン・オックス|J.Oxx]]||His Highness Aga Khan
 
|style="text-align:center"|第79回||[[2000年]]10月1日||[[シンダー|Sinndar]]||牡3||2:25.8||[[ジョン・ムルタ|J.Murtagh]]||[[ジョン・オックス|J.Oxx]]||His Highness Aga Khan
261行目: 253行目:
 
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|style="text-align:center"|第86回||[[2007年]]10月7日||[[ディラントーマス|Dylan Thomas]]||牡4||2:28.5||K.Fallon||[[エイダン・オブライエン|A.O'Brien]]||Mrs J.Magnier
 
|style="text-align:center"|第86回||[[2007年]]10月7日||[[ディラントーマス|Dylan Thomas]]||牡4||2:28.5||K.Fallon||[[エイダン・オブライエン|A.O'Brien]]||Mrs J.Magnier
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|style="text-align:center"|第87回||[[2008年]]10月5日||Zarkava||牝3||2:28.8||C.Soumillon||A.de Royer-Dupre||His Highness Aga Khan
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 +
|style="text-align:center"|第88回||[[2009年]]10月4日||[[シーザスターズ|Sea the Stars]]||牡3||2:26.3||M.Kinane||J.Oxx||C.Tsui
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|style="text-align:center"|第89回||[[2010年]]10月3日||[[ワークフォース|Workforce]]||牡3||2:35.3||[[ライアン・ムーア|R.Moore]]||[[マイケル・スタウト|M.Stoute]]||K.Abdulla
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|-
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|style="text-align:center"|第90回||[[2011年]]10月2日||[[デインドリーム|Danedream]]||牝3||2:24.49||[[アンドレアシュ・シュタルケ|A.Starke]]||[[ペーター・シールゲン|P.Schiergen]]||Gestut B.Eberstein & [[吉田照哉]]
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 +
|style="text-align:center"|第91回||[[2012年]]10月7日||[[ソレミア|Solemia]]||牝4||2:37.68||O.Peslier||C.Laffon-Parias||Wertheimer & Frer
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 +
|style="text-align:center"|第92回||[[2013年]]10月6日||[[トレヴ|Treve]]||牝3||2:32.04||T.Jarnet||C.Head||HE S.J.Bin Hamad Al Thani
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|style="text-align:center"|第93回||[[2014年]]10月5日||Treve||牝4||2:26.05||T.Jarnet||C.Head||HE S.J.Bin Hamad Al Thani
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|-
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|style="text-align:center"|第94回||[[2015年]]10月4日||Golden Horn||牡3||2:27.23||L.Dettori||J.Gosden||A.Oppenheimer
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|style="text-align:center"|第95回||[[2016年]]10月2日||Found||牝4||2:23.61||R.Moore||A.O'Brien||M.Tabor, D.Smith, Mrs J.Magnier
 +
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 +
|style="text-align:center"|第96回||[[2017年]]10月1日||[[エネイブル|Enable]]||牝3||2:28.69||L.Dettori||J.Gosden||K.Abdullah
 +
|-
 +
|style="text-align:center"|第97回||[[2018年]]10月7日||Enable||牝4||2:29.24||L.Dettori||J.Gosden||K.Abdullah
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|-
 +
|style="text-align:center"|第98回||[[2019年]]10月6日||[[ヴァルトガイスト|Waldgeist]]|||牡5||2:31.97||[[ピエールシャルル・ブドー|P-C.Boudot]]||A.Fabre||G.Ammerland & Newsells Park
 
|}
 
|}
 
=== 日本調教馬の成績 ===
 
=== 日本調教馬の成績 ===
世界最高峰の競走ということもあり、[[日本]]からも過去に7頭の日本調教馬が遠征した。中でも[[1999年]]には[[アメリカ合衆国|アメリカ]]産の日本調教馬である[[エルコンドルパサー]]が2着に入っている。[[2006年]]には前年の日本牡馬[[クラシック (競馬)|クラシック]]三冠を無敗で制覇した[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が出走し3位に入ったが、その後ディープインパクトから禁止薬物が検出され失格処分となった。
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世界最高峰の競走ということもあり、[[日本]]からも過去に8頭の日本調教馬が遠征した。中でも[[1999年]]には[[アメリカ合衆国|アメリカ]]産の日本調教馬である[[エルコンドルパサー]]が2着に入っている。[[2006年]]には前年の日本牡馬[[クラシック (競馬)|クラシック]]三冠を無敗で制覇した[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]が出走し3位に入ったが、その後ディープインパクトから禁止薬物が検出され失格処分となった。
{| class="yourtable" rules="all"
+
{| class="wikitable"
 
!回数!!施行日!!参戦馬名!!アルファベット表記!!性齢!!騎手名!!管理調教師!!着順
 
!回数!!施行日!!参戦馬名!!アルファベット表記!!性齢!!騎手名!!管理調教師!!着順
 
|-
 
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|style="text-align:center"|第48回||1969年10月5日||[[スピードシンボリ]]||Speed Symboli||牡6||[[野平祐二]]||野平省三||着外(11着以下)
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|style="text-align:center"|第48回||1969年10月5日||[[スピードシンボリ]]||Speed Symboli||牡6||rowspan="2"|[[野平祐二]]||野平省三||着外(11着以下)
 
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|style="text-align:center"|第51回||1972年10月8日||[[メジロムサシ]]||Mejiro Musashi||牡5||野平祐二||大久保末吉||18着
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|style="text-align:center"|第51回||1972年10月8日||[[メジロムサシ]]||Mejiro Musashi||牡5||大久保末吉||18着
 
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|style="text-align:center"|第65回||1986年10月8日||[[シリウスシンボリ]]||Sirius Symboli||牡4||M.フィリッペロン||[[二本柳俊夫]]||14着
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|style="text-align:center"|第65回||1986年10月8日||[[シリウスシンボリ]]||Sirius Symboli||rowspan="3"|牡4||M.フィリッペロン||[[二本柳俊夫]]||14着
 
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|style="text-align:center"|第78回||1999年10月3日||[[エルコンドルパサー]]||El Condor Pasa||牡4||[[蛯名正義]]||[[二ノ宮敬宇]]||2着
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|style="text-align:center"|第78回||1999年10月3日||[[エルコンドルパサー]]||El Condor Pasa||rowspan="2"|[[蛯名正義]]||[[二ノ宮敬宇]]||2着
 
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|style="text-align:center"|第81回||2002年10月6日||[[マンハッタンカフェ]]||Manhattan Cafe||牡4||蛯名正義||[[小島太]]||13着
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|style="text-align:center"|第81回||2002年10月6日||[[マンハッタンカフェ]]||Manhattan Cafe||[[小島太]]||13着
 
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|style="text-align:center"|第83回||2004年10月3日||[[タップダンスシチー]]||Tap Dance City||牡7||[[佐藤哲三]]||[[佐々木晶三]]||17着
 
|style="text-align:center"|第83回||2004年10月3日||[[タップダンスシチー]]||Tap Dance City||牡7||[[佐藤哲三]]||[[佐々木晶三]]||17着
 
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|style="text-align:center"|第85回||2006年10月1日||[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]||Deep Impact||牡4||[[武豊]]||[[池江泰郎]]||失格(3位入線)
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|style="text-align:center"|第85回||2006年10月1日||[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]||Deep Impact||牡4||rowspan="2"|[[武豊]]||[[池江泰郎]]||失格(3位入線)
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|style="text-align:center"|第87回||2008年10月5日||[[メイショウサムソン]]||Meisho Samson||牡5||[[高橋成忠]]||10着
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第89回||rowspan="2"|2010年10月3日||[[ナカヤマフェスタ]]||Nakayama Festa||牡4||蛯名正義||二ノ宮敬宇||2着
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|[[ヴィクトワールピサ]]||Victoire Pisa||牡3||武豊||[[角居勝彦]]||7着(8位入線)
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第90回||rowspan="2"|2011年10月2日||[[ヒルノダムール]]||Hiruno D'Amour||牡4||[[藤田伸二]]||[[昆貢]]||10着
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|ナカヤマフェスタ||Nakayama Festa||牡5||蛯名正義||二ノ宮敬宇||11着
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第91回||rowspan="2"|2012年10月7日||[[オルフェーヴル]]||Orfevre||牡4||C.スミヨン||rowspan="3"|[[池江泰寿]]||2着
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|アヴェンティーノ||Aventino||牡8||[[アントニー・クラストゥス|A.クラストゥス]]||17着
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第92回||rowspan="2"|2013年10月6日||オルフェーヴル||Orfevre||牡5||C.スミヨン||2着
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|[[キズナ (競走馬)|キズナ]]||Kizuna||牡3||武豊||佐々木晶三||4着
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|rowspan="3" style="text-align:center"|第93回||rowspan="3"|2014年10月5日||[[ハープスター]]||Harp Star||牝3||[[川田将雅]]||[[松田博資]]||6着
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|[[ジャスタウェイ]]||Just a Way||rowspan="2"|牡5||[[福永祐一]]||rowspan="2"|[[須貝尚介]]||8着
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|[[ゴールドシップ]]||Gold Ship||[[横山典弘]]||rowspan="2"|14着
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|style="text-align:center"|第95回||2016年10月2日||[[マカヒキ]]||Makahiki||牡3||rowspan="2"|[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||[[友道康夫]]
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第96回||rowspan="2"|2017年10月1日||[[サトノダイヤモンド]]||Satono Diamond||牡4||rowspan="2"|池江泰寿||15着
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|[[サトノノブレス]]||Satono Noblesse||牡7||川田将雅||16着
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|style="text-align:center"|第97回||2018年10月7日||[[クリンチャー]]||Clincher||牡4||武豊||[[宮本博]]||17着
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|rowspan="3" style="text-align:center"|第98回||rowspan="3"|2019年10月6日||[[キセキ (競走馬)|キセキ]]||Kiseki||牡5||C.スミヨン||角居勝彦||7着
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|[[ブラストワンピース]]||Blast Onepiece||rowspan="2"|牡4||川田将雅||[[大竹正博]]||11着
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|[[フィエールマン]]||Fierement||C.ルメール||[[手塚貴久]]||12着
 
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なお、スピードシンボリの着順は各所で「10着」と表記されている事も多いが、実際の10着馬はZborである(11着以下は公式記録が残されていないため「着外」の扱いとなっている)。
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なお、スピードシンボリの着順は各所で「10着」と表記されている事も多いが実際の10着馬はZborである(11着以下は公式記録が残されていないため「着外」の扱いとなっている)。
  
 
=== 日本人騎手の成績 ===
 
=== 日本人騎手の成績 ===
 
日本調教馬以外での騎乗成績
 
日本調教馬以外での騎乗成績
{| class="yourtable" rules="all"
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{| class="wikitable"
 
!回数!!施行日!!騎乗馬名!!アルファベット表記!!性齢!!騎手名!!管理調教師!!着順
 
!回数!!施行日!!騎乗馬名!!アルファベット表記!!性齢!!騎手名!!管理調教師!!着順
 
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|style="text-align:center"|第69回||1990年10月7日||[[アサティス]]||Assatis||牡3||[[柴田政人]]||G.Harwood||12着
 
|style="text-align:center"|第69回||1990年10月7日||[[アサティス]]||Assatis||牡3||[[柴田政人]]||G.Harwood||12着
 
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|style="text-align:center"|第73回||1994年10月2日||[[ホワイトマズル]]||White Muzzle||牡4||武豊||[[ピーター・チャップルハイアム|P.Chapple-Hyam]]||6着
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|rowspan="2" style="text-align:center"|第73回||rowspan="2"|1994年10月2日||[[ホワイトマズル]]||White Muzzle||牡4||武豊||[[ピーター・チャップルハイアム|P.Chapple-Hyam]]||6着
 
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|style="text-align:center"|第73回||1994年10月2日||ダンシェンヌ||Dancienne||牝4||[[岡部幸雄]]||E.Lellouche||20着
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|ダンシェンヌ||Dancienne||牝4||[[岡部幸雄]]||E.Lellouche||20着
 
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|style="text-align:center"|第80回||2001年10月7日||[[サガシティ]]||Sagacity||牡3||武豊||A.Fabre||3着
 
|style="text-align:center"|第80回||2001年10月7日||[[サガシティ]]||Sagacity||牡3||武豊||A.Fabre||3着
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|style="text-align:center"|第98回||2019年10月6日||ソフトライト||Soft Light||牡3||武豊||J-C.Rouget||6着
 
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
* [[エトワール凱旋門]] - 本競走の名称の由来となる建築物
+
* [[エトワール凱旋門]] - 本レースの名称の由来となる建築物
* [[ドバイワールドカップ]] - 世界の大競走の1つ
+
* [[ドバイワールドカップ]] - 世界の大レースの1つ
* [[ダービー (競馬)|エプソムダービー]] - 世界の大競走の1つ
+
* [[ダービー (競馬)]] - 世界の大レースの1つ
* [[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]] - 世界の大競走の1つ
+
* [[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス]] - 世界の大レースの1つ
* [[ブリーダーズカップ・クラシック|ブリーダーズカップクラシック]] - 世界の大競走の1つ
+
* [[ブリーダーズカップ・クラシック]] - 世界の大レースの1つ
 
* [[アイリッシュチャンピオンステークス]] - [[アイルランド]]の最強馬決定戦
 
* [[アイリッシュチャンピオンステークス]] - [[アイルランド]]の最強馬決定戦
* [[ブリーダーズカップ・ターフ|ブリーダーズカップターフ]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]の芝の最強馬決定戦
+
* [[ブリーダーズカップ・ターフ]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]の芝の最強馬決定戦
 
* [[香港カップ]] - [[中華人民共和国]]([[香港]])の最強馬決定戦
 
* [[香港カップ]] - [[中華人民共和国]]([[香港]])の最強馬決定戦
* [[アメリカ賞]] - フランス競馬最大の繋駕速歩競走。
+
* [[アメリカ賞]] - フランス競馬最大の繋駕速歩レース
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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* [http://www.racingseries.com/ Racing Series] - ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ
 
* [http://www.racingseries.com/ Racing Series] - ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ
  
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{{凱旋門賞ウィークエンド}}
 
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2019年10月8日 (火) 13:09時点における版

凱旋門賞がいせんもんしょうPrix de l'Arc de Triomphe)とはフランスフランスギャロが毎年10月の第1日曜日(凱旋門賞ウィークエンド2日目)にロンシャン競馬場2400mで施行する競馬重賞グループ1競走である。略してアルクまたはアークArc)と呼ばれる。

概要

1920年第一次世界大戦後に衰退したフランス競馬再興を掲げかつての大レースであるパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指しパン・ヨーロッパ(欧州一)、パン・ワールド(世界一)を目標として誕生した国際競走でヨーロッパのみならず世界中のホースマンがエプソムダービーケンタッキーダービーと並び憧れ、勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つである。

ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤戦に開催されることでその年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会し、ヨーロッパチャンピオン決定戦の位置づけとなっている。同じような位置づけの競走でイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスはヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することでより高い価値を保っている(日本に当てはめると、その年の総決算であるということで有馬記念と各国のチャンピオン級が集まるということでジャパンカップと両方を合わせたようなものと考えるとよい)。

一方、ヨーロッパ競馬全体の傾向として種牡馬価値の大きい競走の距離が短くなってきている。凱旋門賞の2400mは1980年代後半頃以降の価値観では長い方の距離に分類され、伝統的な2400mの凱旋門賞に優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。競馬をスポーツとして捉えた場合、ヨーロッパでは著名な大きなレースをたくさん勝つことよりも強い相手と戦って勝つことのほうが価値が高いとされており2400mの伝統的な大レースよりも2000mの新興の国際レースのほうが強い競走馬が集まっていると考えられているからである(かつてヨーロッパではチャンピオン決定戦は3000mや4000m級の競走で行われていたことも付記しておく)。しかしヨーロッパ競馬のファンの間では障害競走や長距離レースの人気の方が高く、競馬関係者とファンとの乖離が広がってるのも事実である。

日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で必ずしもヨーロッパで高い評価を得られた場合でなくとも凱旋門賞や凱旋門賞の優勝馬には大きな注目が集まり、特に1986年以降は10年間で5頭が種牡馬として日本に輸入された。日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬がしばしば参戦している。2006年ディープインパクトが挑戦した際には日本の放送史上初めて、地上波での海外競馬の生中継がNHKによって行われた。

同競走の出走条件は3歳以上の牡馬牝馬騸(せん)馬の出走が出来ない。これは同競走が繁殖馬の選定の競走と定められているため、繁殖に携わることができない騸馬は出走の資格が与えられていない。

この騸馬が出走できないことを理由に1999年より2005年まで存在したワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップに参加できなかったが、2003年に本競走の主催元のフランスギャロなどの訴えにより加入できた。

負担重量は3歳牡馬は56kg、4歳以上の牡馬は59.5kg、牝馬1.5kg減と定められており3歳馬と古馬との差が同時期の日本より0.5kg開きがあるため日本では3歳馬に有利であると考えられている。そのため、ディープインパクトが3着に敗れた際に(後に失格)馬主金子真人が同レースを3歳馬のスターをつくるためのレースであると発言した。ただし実際に1996年より2006年までの10年間にフランス調教の3歳馬が7勝を挙げているように、特徴のある傾向を示している。また3歳時に同レースで優勝し、連覇を狙って出走するも3歳馬に負けてしまう馬も少なからず存在している。

近年のフランス競馬の高速化に伴い好時計で優勝する事が相次いでいるが、一方で硬すぎる馬場に対する批判も少なくない。フランスの馬場はイギリスの競馬場の馬場に比べると固く、イギリスの競馬よりスピードが必要であるといわれている。そのため、イギリスのクラシックレースやキングジョージを制覇した馬の最後の難関とされている。しかし、固いとは言っても日本の馬場に比べればかなり重い馬場であるのは事実である。

なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない。欧州馬以外の最高着順は日本から出走したエルコンドルパサーとニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。

総賞金額は200万ユーロ(約3億円)、1着賞金は114万2800ユーロ(約1億7000万円)となっている。

また凱旋門賞当日は凱旋門賞ウィークエンドと呼ばれる国際競走デーが開催され同レースをメインに6つのGI競走が施行される。

歴史

主なプレップレース

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1920年10月3日 Comrade 牡3 2:39.00 F.Bullock P.Gilpin E.de Saint-Alary
第2回 1921年10月9日 Ksar 牡3 2:32.96 G.Stern W.Walton Madame E.Blanc
第3回 1922年10月8日 Ksar 牡4 2:38.78 F.Bullock W.R.Walton Madame E.Blanc
第4回 1923年10月7日 Parth 牡3 2:38.26 F.O'Neil J.Crawford A.Kingsley Macomber
第5回 1924年10月5日 Massine 牡4 2:40.98 A.Sharpe E.Cunnington H.Ternynck
第6回 1925年10月4日 Priori 牡3 2:33.96 M.Allemand P.Carter Comte G.de Chavagnac
第7回 1926年10月3日 Biribi 牡3 2:32.96 D.Torterolo J.Torterolo S.Guthmann
第8回 1927年10月9日 Mon Talisman 牡3 2:32.90 C.H.Semblat F.Carter E.M.de Hoz
第9回 1928年10月7日 Kantar 牡3 2:38.98 A.Esling R.Carver O.Mills
第10回 1929年10月6日 Ortello 牡3 2:42.94 P.Caprioli W.Carter G.del Montel
第11回 1930年10月5日 Motrico 牡5 2:44.98 M.Fruhinsholtz M.d'Okhuysen Vicomte M.de Rivaud
第12回 1931年10月4日 Pearl Cap 牝3 2:38.96 C.H.Semblat F.Carter Mademoiselle D.Esmond
第13回 1932年10月9日 Motrico 牡7 2:44.66 C.H.Semblat M.d'Okhuysen Vicomte M.de Rivaud
第14回 1933年10月8日 Crapom 牡3 2:41.76 P.Caprioli F.Regoli M.Crespi
第15回 1934年10月7日 Brantome 牡3 2:41.82 C.Bouillon L.Robert Baron E.de Rothschild
第16回 1935年10月6日 Samos 牝3 2:42.64 W.Sibbritt F.Carter E.de Saint-Alary
第17回 1936年10月4日 Corrida 牝4 2:38.72 C.Elliott J.Watts M.Boussac
第18回 1937年10月3日 Corrida 牝5 2:33.88 C.Elliott J.Watts M.Boussac
第19回 1938年10月9日 Eclair au Chocolat 牡3 2:39.82 C.Bouillon L.Robert Baron E.de Rothschild
第20回 1941年10月5日 Le Pacha 牡3 2:38.26 P.Francolon J.Cunnington P.Gund
第21回 1942年10月4日 Djebel 牡5 2:37.96 J.Doyasbere C-H.Semblat M.Boussac
第22回 1943年10月3日 Verso 牡3 2:23.2 G.Duforez C.Clout Comte de Chambure
第23回 1944年10月22日 Ardan 牡3 2:35.0 J.Doyasbere C-H.Semblat M.Boussac
第24回 1945年9月30日 Nikellora 牡3 2:34.82 W.R.Johnstone R.Pelat Madame R.Patureau
第25回 1946年10月6日 Caracalla 牡4 2:33.32 C.Elliott C-H.Semblat M.Boussac
第26回 1947年10月5日 Le Paillon 牡5 2:33.42 F.Rochetti W.Head Madame L.Aurousseau
第27回 1948年10月3日 Migoli 牡4 2:31.60 C.Smirke F.Butters His Highness Aga Khan
第28回 1949年10月9日 Coronation 牝3 2:33.22 R.Poincelet C-H.Semblat M.Boussac
第29回 1950年10月8日 Tantieme 牡3 2:34.22 J.Doyasbere F.Mathet F.Dupre
第30回 1951年10月7日 Tantieme 牡4 2;32.84 J.Doyasbere F.Mathet F.Dupre
第31回 1952年10月5日 Nuccio 牡4 2:39.84 R.Poincelet A.Head His Highness Aga Khan
第32回 1953年10月4日 La Sorellina 牝3 2:31.82 M.Larraun E.Pollet P.Duboscq
第33回 1954年10月3日 Sica Boy 牡3 2:36.34 W.Johnstone P.Pelat Madame J.Cochery
第34回 1955年10月9日 Ribot 牡3 2:35.68 E.Camici M.Rochetta Marquis I.della Rocchetta
第35回 1956年10月7日 Ribot 牡4 2:34.76 E.Camici U.Penco Marquis I.della Rocchetta
第36回 1957年10月6日 Oroso 牡4 2:33.42 S.Boullenger D.Lescalle R.Meyer
第37回 1958年10月5日 Ballymoss 牡4 2:37.91 A.Breasley M.V.O'Brien J.McShain
第38回 1959年10月4日 Saint Crespin 牡3 2:33.30 G.Moore A.Head Prince Aly Khan
第39回 1960年10月9日 Puissant Chef 牡3 2:43.96 M.Garcia C.W.Barthlomew H.Aubert
第40回 1961年10月8日 Molvedo 牡3 2:38.44 E.Camici A.Maggi E.Verga
第41回 1962年10月7日 Soltikoff 牡3 2:30.94 M.Depalmas R.Pelat Madame C.Del Ducca
第42回 1963年10月6日 Exbury 牡4 2:34.98 J.Deforge G.Watson Baron G.de Rothschild
第43回 1964年10月4日 Prince Royal 牡3 2:35.50 R.Poincelet G.Bridgland R.Ellsworth
第44回 1965年10月3日 Sea-Bird 牡3 2:35.52 T.Glennon C.Pollet J.Ternynck
第45回 1966年10月9日 Bon Mot 牡3 2:39.8 F.Head W.Head F.Burmann
第46回 1967年10月8日 Topyo 牡3 2:38.2 W.Pyers C.Barthlomew Madame L.Volterra
第47回 1968年10月6日 Vaguely Noble 牡3 2:35.2 W.Williamson E.Pollet Madame R.Franklin
第48回 1969年10月5日 Levmoss 牡4 2:29.0 W.Williamson S.McGrath S.McGrath
第49回 1970年10月4日 Sassafras 牡3 2:29.7 Y.Saint-Martin F.Mathet A.Plesch
第50回 1971年10月3日 Mill Reef 牡3 2:28.3 G.Lewis I.Balding P.Mellon
第51回 1972年10月8日 San San 牝3 2:28.3 F.Head A.Penna Comtesse M.Batthyany
第52回 1973年10月7日 Rheingold 牡4 2:35.8 L.Piggott B.Hills H.Zeisel
第53回 1974年10月6日 Allez France 牝4 2:36.9 Y.Saint-Martin A.Penna D.Wildenstein
第54回 1975年10月5日 Star Appeal 牡5 2:33.6 G.Starkey T.Grieper W.Zettelhack
第55回 1976年10月3日 Ivanjica 牝4 2:39.4 F.Head A.Head J.Wertheimer
第56回 1977年10月2日 Alleged 牡3 2:30.6 L.Piggott M.V.O'Brien R.Sangster
第57回 1978年10月1日 Alleged 牡4 2:36.5 L.Piggott M.V.O'Brien R.Sangster
第58回 1979年10月7日 Three Troikas 牝3 2:28.9 F.Head C.Head Madame A.Head
第59回 1980年10月5日 Detroit 牝3 2:28.0 P.Eddery O.Douieb R.Sangster
第60回 1981年10月4日 Gold River 牝4 2:35.2 G.Moore A.Head J.Wertheimer
第61回 1982年10月3日 Akiyda 牝3 2:37.0 Y.Saint-Martin F.Mathet His Highness Aga Khan
第62回 1983年10月2日 All Along 牝4 2:28.1 W.R.Swinburn P.Biancone D.Wildenstein
第63回 1984年10月7日 Sagace 牡4 2:39.1 Y.Saint-Martin P.L.Biancone D.Wildenstein
第64回 1985年10月6日 Rainbow Quest 牡4 2:29.5 P.Eddery A.Tree K.Abdulla
第65回 1986年10月5日 Dancing Brave 牡3 2:27.7 P.Eddery G.Harwood K.Abdulla
第66回 1987年10月4日 Trempolino 牡3 2:26.3 P.J.Eddery A.Fabre P.de Mousac
第67回 1988年10月2日 Tony Bin 牡5 2:37.3 J.Reid L.Camici Madame V.Del Bon Gaucci
第68回 1989年10月8日 Carroll House 牡4 2:30.8 M.Kinane M.Jarvis A.Balzarini
第69回 1990年10月7日 Saumarez 牡3 2:29.8 G.Mosse N.Clement B.Mc Nall
第70回 1991年10月6日 Suave Dancer 牡3 2:31.4 C.Asmussen J.Hammond H.Chalhoub
第71回 1992年10月4日 Subotica 牡4 2:39.0 T.Jarnet A.Fabre O.Lecerf
第72回 1993年10月3日 Urban Sea 牝4 2:37.9 E.Saint-Martin J.Lesbordes D.Tsui
第73回 1994年10月2日 Carnegie 牡3 2:31.1 T.Jarnet A.Fabre S.Mohammed
第74回 1995年10月1日 Lammtarra 牡3 2:31.8 L.Dettori S.bin Suroor S.Maktoum Al Maktoum
第75回 1996年10月6日 Helissio 牡3 2:29.9 O.Peslier E.Lellouche E.Sarasola
第76回 1997年10月5日 Peintre Celebre 牡3 2:24.6 O.Peslier A.Fabre D.Wildenstein
第77回 1998年10月4日 Sagamix 牡3 2:34.5 O.Peslier A.Fabre J.L.Lagardere
第78回 1999年10月3日 Montjeu 牡3 2:38.5 M.Kinane J.Hammond M.Tabor
第79回 2000年10月1日 Sinndar 牡3 2:25.8 J.Murtagh J.Oxx His Highness Aga Khan
第80回 2001年10月7日 Sakhee 牡4 2:36.1 L.Dettori S.bin Suroor Godolphin
第81回 2002年10月6日 Marienbard 牡5 2:26.7 L.Dettori S.bin Suroor Godolphin
第82回 2003年10月5日 Dalakhani 牡3 2:32.3 C.Soumillon A.de Royer-Dupre His Highness Aga Khan
第83回 2004年10月3日 Bago 牡3 2:25.0 T.Gillet J.Pease Niarchos Family
第84回 2005年10月2日 Hurricane Run 牡3 2:27.4 K.Fallon A.Fabre M.Tabor
第85回 2006年10月1日 Rail Link 牡3 2:26.3 S.Pasquier A.Fabre K.Abdulla
第86回 2007年10月7日 Dylan Thomas 牡4 2:28.5 K.Fallon A.O'Brien Mrs J.Magnier
第87回 2008年10月5日 Zarkava 牝3 2:28.8 C.Soumillon A.de Royer-Dupre His Highness Aga Khan
第88回 2009年10月4日 Sea the Stars 牡3 2:26.3 M.Kinane J.Oxx C.Tsui
第89回 2010年10月3日 Workforce 牡3 2:35.3 R.Moore M.Stoute K.Abdulla
第90回 2011年10月2日 Danedream 牝3 2:24.49 A.Starke P.Schiergen Gestut B.Eberstein & 吉田照哉
第91回 2012年10月7日 Solemia 牝4 2:37.68 O.Peslier C.Laffon-Parias Wertheimer & Frer
第92回 2013年10月6日 Treve 牝3 2:32.04 T.Jarnet C.Head HE S.J.Bin Hamad Al Thani
第93回 2014年10月5日 Treve 牝4 2:26.05 T.Jarnet C.Head HE S.J.Bin Hamad Al Thani
第94回 2015年10月4日 Golden Horn 牡3 2:27.23 L.Dettori J.Gosden A.Oppenheimer
第95回 2016年10月2日 Found 牝4 2:23.61 R.Moore A.O'Brien M.Tabor, D.Smith, Mrs J.Magnier
第96回 2017年10月1日 Enable 牝3 2:28.69 L.Dettori J.Gosden K.Abdullah
第97回 2018年10月7日 Enable 牝4 2:29.24 L.Dettori J.Gosden K.Abdullah
第98回 2019年10月6日 Waldgeist 牡5 2:31.97 P-C.Boudot A.Fabre G.Ammerland & Newsells Park

日本調教馬の成績

世界最高峰の競走ということもあり、日本からも過去に8頭の日本調教馬が遠征した。中でも1999年にはアメリカ産の日本調教馬であるエルコンドルパサーが2着に入っている。2006年には前年の日本牡馬クラシック三冠を無敗で制覇したディープインパクトが出走し3位に入ったが、その後ディープインパクトから禁止薬物が検出され失格処分となった。

回数 施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第48回 1969年10月5日 スピードシンボリ Speed Symboli 牡6 野平祐二 野平省三 着外(11着以下)
第51回 1972年10月8日 メジロムサシ Mejiro Musashi 牡5 大久保末吉 18着
第65回 1986年10月8日 シリウスシンボリ Sirius Symboli 牡4 M.フィリッペロン 二本柳俊夫 14着
第78回 1999年10月3日 エルコンドルパサー El Condor Pasa 蛯名正義 二ノ宮敬宇 2着
第81回 2002年10月6日 マンハッタンカフェ Manhattan Cafe 小島太 13着
第83回 2004年10月3日 タップダンスシチー Tap Dance City 牡7 佐藤哲三 佐々木晶三 17着
第85回 2006年10月1日 ディープインパクト Deep Impact 牡4 武豊 池江泰郎 失格(3位入線)
第87回 2008年10月5日 メイショウサムソン Meisho Samson 牡5 高橋成忠 10着
第89回 2010年10月3日 ナカヤマフェスタ Nakayama Festa 牡4 蛯名正義 二ノ宮敬宇 2着
ヴィクトワールピサ Victoire Pisa 牡3 武豊 角居勝彦 7着(8位入線)
第90回 2011年10月2日 ヒルノダムール Hiruno D'Amour 牡4 藤田伸二 昆貢 10着
ナカヤマフェスタ Nakayama Festa 牡5 蛯名正義 二ノ宮敬宇 11着
第91回 2012年10月7日 オルフェーヴル Orfevre 牡4 C.スミヨン 池江泰寿 2着
アヴェンティーノ Aventino 牡8 A.クラストゥス 17着
第92回 2013年10月6日 オルフェーヴル Orfevre 牡5 C.スミヨン 2着
キズナ Kizuna 牡3 武豊 佐々木晶三 4着
第93回 2014年10月5日 ハープスター Harp Star 牝3 川田将雅 松田博資 6着
ジャスタウェイ Just a Way 牡5 福永祐一 須貝尚介 8着
ゴールドシップ Gold Ship 横山典弘 14着
第95回 2016年10月2日 マカヒキ Makahiki 牡3 C.ルメール 友道康夫
第96回 2017年10月1日 サトノダイヤモンド Satono Diamond 牡4 池江泰寿 15着
サトノノブレス Satono Noblesse 牡7 川田将雅 16着
第97回 2018年10月7日 クリンチャー Clincher 牡4 武豊 宮本博 17着
第98回 2019年10月6日 キセキ Kiseki 牡5 C.スミヨン 角居勝彦 7着
ブラストワンピース Blast Onepiece 牡4 川田将雅 大竹正博 11着
フィエールマン Fierement C.ルメール 手塚貴久 12着

なお、スピードシンボリの着順は各所で「10着」と表記されている事も多いが実際の10着馬はZborである(11着以下は公式記録が残されていないため「着外」の扱いとなっている)。

日本人騎手の成績

日本調教馬以外での騎乗成績

回数 施行日 騎乗馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第69回 1990年10月7日 アサティス Assatis 牡3 柴田政人 G.Harwood 12着
第73回 1994年10月2日 ホワイトマズル White Muzzle 牡4 武豊 P.Chapple-Hyam 6着
ダンシェンヌ Dancienne 牝4 岡部幸雄 E.Lellouche 20着
第80回 2001年10月7日 サガシティ Sagacity 牡3 武豊 A.Fabre 3着
第98回 2019年10月6日 ソフトライト Soft Light 牡3 武豊 J-C.Rouget 6着

関連項目

外部リンク

凱旋門賞ウィークエンド
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