黒崎一護

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黒崎一護(くろさき いちご)は、久保帯人作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『BLEACH』に登場する架空の人物で、同作の主人公である。アニメの声優森田成一(幼年時代は松岡由貴)。ミュージカルでの俳優は伊阪達也

プロフィール


注意以降に核心部分が記述されています。

人物

髪はオレンジ(本人曰く地毛)、瞳はブラウンの高校1年生。実家は町医者。有沢竜貴とは幼馴染。

「視える」「聴こえる」「触れる」「喋れる」超A級霊媒体質のハイスペック霊能力者で、(ホロウ)に襲われた際に朽木ルキアから死神の力を譲り受け、以降彼女の代わりに死神の仕事を代行する少年。死神化する前から潜在的に霊力は高く、後に井上織姫チャドの秘められた力を覚醒させるきっかけとなっている。この体質は「真血」と呼ばれる(父である黒崎一心が、成り立ち・出自は不明だが隊長格の能力を有すると思われる死神)。

いつも眉間に皺を寄せた表情をしており派手な髪の色と、一見ぶっきらぼうで無愛想に見える態度から、常に教師や上級生から色眼鏡で見られ不良扱いを受けることも多い。しかし実際は義理堅く争いを好まない心優しい性格で、親からその名に託された思いを背負って兄として妹を護るという強い意志を持つ。その長男としての使命感を持つ故に、自分以外でも兄である者が弟・妹を虐げたり蔑ろにするのを絶対に許さない。その想いから幼い頃から強くなる為に道場に通い空手を習っていた。今は道場通いをしていないが、かなりの腕前。しかし、時に気負いすぎる所もある。優しい性格だが、それ故の甘さが見受けられ、闘いに於けるそれを破面のドルドーニから「聖女のようだ」と揶揄もされたことも。破面であろうと誰かを傷つけるか、攻撃してこない限り、無用な戦闘は好まないが、避けられない闘いは寧ろ自ら臨んでいく。

経験こそ浅いが数々の戦闘を経て死神の基本戦闘技術である「斬」「拳」「走」「鬼」の「鬼」以外は隊長格と渡り合うほど高い実力を身に付け、斬魄刀を解放した副隊長3人を素手で打ちのめした(ちなみに「鬼」に関しては才能が全く無いと至る所で言われている)。作中では、その存在が白哉や浮竹によって志波海燕の面影に重なることが描写されているが、一護とより深い交流をしたはずの、海燕の身内である空鶴や岩鷲は、今のところ何故か、そのことに全く触れていない。

容姿への偏見から来る教師の無用の干渉を避けるため勉強はキチンとしているので学校の成績は良い方で、1学期の期末テストは学年23位だった(コミック五巻)。店の人に髪の色の事を聞かれたくない為もあって、髪の毛は妹の遊子に切ってもらっている。人の顔と名前を覚えるのは苦手で、石田雨竜のことも織姫から教えてもらうまで全く知らなかったり、出会って間もない弓親やドンドチャッカの顔やドルドーニの名前をまともに覚えていなかった。また、護廷十三隊の隊長や副隊長でも呼び捨てや「さん」付けで呼んでいる。

見掛けによらず意外と初心で、「キス」という言葉で照れたり、夜一が正体を明かした直後の真っ裸姿を見た時や一緒に風呂に入ろうとした時はかなりうろたえていた(ただ、年相応の女性に対する興味はある模様)。

少年時代に起こった母親の死の原因が自分のせいだと長年自分を責め続けていたが、グランドフィッシャーとの戦いを通じ、葛藤した末に立ち直った。その際死神代行に対する意識も「ルキアの代わり」から「虚に狙われる人々を救うため」に変わった。一時譲り受けた死神の力を朽木白哉の斬撃により失ってしまうが、浦原喜助との特訓で己自身の死神の力を発現させ再度死神となる。その後尸魂界へ連れ去られたルキアを救うためにチャド、石田、織姫ら仲間と共に尸魂界へ乗り込み、死神との幾多もの戦闘を繰り広げる中、戦いの中で交流を深めた仲間の助けを受けながら真の敵であった藍染には完敗するもののルキア救出には成功する。その後、正式に死神代行に認められる。

前述の浦原との特訓が元で、内なる虚の意志が生まれ、自身の魂魄に宿ってしまう。その内なる虚が徐々に強大になり、破面との戦闘時には虚の意志が表に出て戦いに支障をきたした事を機に、内なる虚の力を抑えるために「仮面の軍勢」による特訓を受け、抑えることに成功する。 その後、織姫が破面に連れ去られたので救出をするために雨竜、チャドらとともに虚圏に突入。後から来たルキアと恋次と合流するも虚夜宮に侵入した後は個々に分散して破面と闘いつつ織姫救出に向かうことになる。

斬魄刀

斬魄刀の名は 『斬月』(ざんげつ)

始解

出刃包丁のような形をした巨大な刀身のみの刀で、柄も鍔も無く、茎(なかご。刀身の普段柄に入っている部分)に直接を巻いて柄としている。斬魄刀それ自体の攻撃力、耐久力が非常に高く、戦闘方法は刀自体の強力さを活かした白兵戦が主体となる。茎の晒はある程度自由に伸び縮みする為、それを活かした用法も可能(使わない時は晒しが伸びて刀身に巻き付き、鞘の代わりになる)。数ある斬魄刀の中でも非常に珍しい「常時解放型」の斬魄刀で、初めて解放して以来常に始解の状態を保っている。解放の掛け声は無いが、浦原との特訓の際に斬月の名を呼んで解放に成功した。

卍解の修行後は刀そのものの攻撃力・耐久力に更なる磨きが掛かり、双殛の矛を受け止め磔架を一撃で破壊した(矛、磔架共に斬魄刀100万本分)。ただし、磔架の上部を破壊すると同時にかなり離れている地面も破壊している事から、磔架の破壊は月牙天衝で行った可能性もある。

白哉に力を奪われる前は柄頭の緒を除き柄も鍔も通常の刀を身の丈まで大きくした形で、これといった能力は無かった。

卍解

【卍解】の名は『天鎖斬月』(てんさざんげつ)

全てが漆黒のやや長い日本刀で、卍型の鍔と柄頭に途切れた鎖がついている。一護本人は具象体斬月のコートに似た独特の死覇装を纏う。他の死神の卍解や、始解状態の斬月と比べても小型であり、解放された霊力の全てをその小型に凝縮する事で超スピードの斬撃と移動を可能にしている。朽木白哉との戦いにおいて驚異的な力を発揮したが、藍染惣右介には先の戦いで消耗していたとはいえ、恋次と共闘したにも関わらず指一本で防がれてしまっている。

月牙天衝(げつがてんしょう)
自らの霊力を刀に食わせて、刃先から超高密度の霊圧による斬撃を放つ、斬月唯一にして最強の技。威力、射程距離の両面において通常の斬撃を遥かに上回る。又、対象との距離が近ければ近いほど、命中した時の威力は高くなる。
卍解時に放たれた月牙天衝は色が黒く、卍解によって斬月自体の攻撃力も向上している為に桁外れの破壊力を発揮する。尚、黒い月牙天衝は内なる虚が最初に使用した技であり、内なる虚を抑える前は一護自身が使えば内なる虚が出てくるのを早める恐れがあったため、連続での使用は不可能だった。朽木白哉との決戦では彼の切り札「終景・白帝剣」を打ち砕いた。

本体

漆黒のコートに身を包んだ長髪で髭面、半透明のサングラスをかけた男。一護の精神世界に存在する。浦原との特訓のなかで虚になりかけた一護の精神世界内に現れ、死神の力を取り戻した後は浦原との一騎打ちに挑んだ一護に恐怖心を捨てることを諭すことで斬魄刀解放に至らせる。

斬魄刀の名を知らない更木剣八との戦いで油断し倒された際には、精神世界内で虚一護と戦わせることで斬魄刀を理解し共に戦うことを教え、【卍解】の修行では転神体により具象化され、一護と戦う等、一護を導く存在として登場する。

一護からは斬月のおっさんと呼ばれている。また人の話を聞かずに勝手に話を進める節がある。

内なる虚

精神世界に存在する虚(声:森田成一)。朽木白哉の前に現れた時は、誰でもないと名乗った。内なる虚もまた一護の霊力であるため同じ一護の霊力である斬月とは本来一体である存在である。そのため斬月と意識を共有しており、片方の力が増大すると支配権が移る。体格、顔つきは一護と似ているが、肌や髪・死覇装・天鎖斬月は白色、眼球と爪が黒色、舌が青色(アニメ版では唇も青色)。

性格は一護とは正反対で非道・好戦的。作中(単行本)では「黒崎一護」の名前が逆さの鏡文字で、アニメでの字幕では『白一護』と表記されている。戦闘テクニックが高く、攻撃力が高い(晒しをつかんで振り回すなど、飛び道具のように使う)。アニメ中で「一護は俺の足元にも及ばない」と言っている。『良心』を持ち合わせておらず、本能に委ねて戦う節も見受けられる(一護には「理性だけで戦っており、本能が足りない」とも指摘している)。

虚化

内なる虚の発生と共に一護に芽生えた力。阿散井恋次や更木剣八との戦いで端的な力を発揮し、朽木白哉との戦いで初めて発現した。以降は一時制御不可能な状態にあり内なる虚による精神的な障害も発生していたが、「仮面の軍勢」の協力で内なる虚を抑える事に成功し、自らの意志で自在に発現・抑制できる様になった。

「仮面の軍勢」と同様に、虚化をすることで爆発的に戦闘能力を向上させることができる。又、一護本人の霊力が飛躍的に向上する事で斬魄刀の能力も上がる。月牙天衝も一層強力なものになる。ただし、一護の場合、修行がまだ半端な為、11秒という短時間しか保てず、霊力の消耗も激しい。

関連項目

テンプレート:BLEACH