アンズ

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アンズ
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: バラ目 Rosales
科: バラ科 Rosaceae
属: サクラ属 Prunus
種: アンズ armeniaca
学名
Prunus armeniaca
英名
Apricot

アンズ学名 Prunus armeniaca) は、中国北部を原産とするバラ科サクラ属落葉樹である。漢字では杏子またはと書く。アプリコットと英名で呼ばれることもある。別名、カラモモ(唐桃)。

ウメの近縁種であり、容易に交雑する。ただし、ウメの果実は完熟しても果肉に甘みを生じないのに対し、アンズは甘みが生じる。 耐寒性があり比較的涼しい地域を好む。春、サクラよりもやや早く淡紅の花を咲かせ、初夏にウメに似た実を付ける。果実ジャムや乾果物として食用とされる。種子は青酸配糖体や脂肪油、ステロイドなどを含み、杏仁(きょうにん)と呼ばれ咳止めの生薬(日本薬局方に収録)として用いられる他、杏仁豆腐(今日では「あんにん」と読まれる事が多い)の独特の味を出すために使われる。ワインの原料としても用いられる。

日本には古代に中国から伝えられ、万葉集にもカラモモとして登場する。日本でも栽培され、とくに長野県に多く、同県千曲市の森地区は「アンズの里」として知られる。同市の他、宇和島市でも市の花に指定されている。

花言葉は、疑惑、遠慮、気後れ、乙女のはにかみ、誘惑、慎み深さ。

品種として東洋系の平和、新潟大実、信州大実、広島大実、山形3号、八助などが、西洋系のハーコット、ゴールドコットなどがある。

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