パーティシペーション

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

パーティシペーションとは、日本放送局において番組中に番組提供の広告主以外のCMを放送することを指す。スポットCMの一種である。語源は、「関与」・「参加」を意味する「participation」からきている。

タイムCMと異なり、番組制作費を負担する必要がなく、セールス料金が比較的安価である。この場合、番組枠では提供クレジットを入れずCMを放送する。複数の企業がランダムに流れるものもあれば、タイムCMと共存して流れるものもある。後者はタイムCMを1社流した後に複数の企業がランダムに流れるものもあれば、タイムCMと紛れて1社だけ流れるものもある(映画作品のCMや、一部の番組における花王などのトイレタリーメーカー、永谷園などが代表的である)。中には、時間帯を限定して特定の広告主のCMを放送するものもある(いわゆる「固定取り」)。番組表などでは、前述の「participation」から採った「PT」、若しくは「各社」と表記される場合が多い。

主に行なわれている時間[編集]

  • テレビの場合は、時間別スポットランクが「C」の時間帯(早朝や昼のワイドショーのCM枠など)に多い。
  • ラジオの場合は、番組と番組の間を中心に放送される。
    • TOKYO FMの月 - 木曜22:00 - 23:55枠が代表例。

主な放送例[編集]

全国ネット番組

通常編成で放送されている番組ではそれほど例は多くないが、ADK広告代理を担当しているアニメ番組ではこの扱いで放送される場合が度々見られる(主にユニリーバコスモ石油など)。また、テレビ東京系列局ではそのほかの番組でもこの扱いで放送される場合がある(主に永谷園など)。このほかの放送局でも、改編期などに放送される特番でこの例が見られることもある。

スポンサーが付かない番組の例(番販購入した番組や深夜番組など)
  • 全国的には、多くの局でKowaハウス食品のCMがこの扱いで放送されている。このほか、地域によって地元企業のローカルCMも多く放送されている(静岡県から西の地域における徳島製粉など)。
  • かつては三貴(「カメリアダイヤモンド」など)のCMがよく放送されていた局もある。現在は規模を縮小し、テレビ東京系列局やTBSニュースバードで主に放送されている。
地方局における『アニメ魂』枠の例
  • 『アニメ魂』ロゴ→アバンタイトル→オープニング→提供バック→スポンサーCM (1:30)→本編Aパート→スポンサーCM (0:30)+PT扱いのCM (0:15)+各局の番宣やイベントのCM (0:45)→本編Bパート→エンディング→PT扱いのCM (0:15)+番宣・興行告知 (0:45)→次回予告→提供バックで終了。
  • 番組スポンサーは1 - 2社が中心である。
その他
  • JNNTBS系)では、報道特別番組が急遽編成された場合には当該時間帯のスポンサーがすべてPT扱いとなる。番組の途中から報道特別番組に移行した場合も、その時点から提供スポンサーがネット・ローカル関係なく、すべてPT扱いとなる(提供クレジットは流れない)。
  • BSデジタル放送局民放系)やCS放送局は、全国一斉に同一のCMしか放送できないことからスポンサーが少ないため、それをカバーするようにインフォマーシャル形式のCMがよく放送される。このようなCMも、この扱いに含まれる場合がある。