堺市通り魔事件

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堺市通り魔事件(さかいしとおりまじけん)とは1998年1月8日に起こった殺人事件。

概要[編集]

大阪府堺市の路上で上半身裸になった19歳の男が女子高生、幼稚園児と園児の母親を包丁で刺した。園児は死亡、他の二人は重傷を負った。

加害少年はシンナーを吸引し幻覚状態に陥っていたことから心神喪失を理由に無罪を主張したが、2000年2月24日、大阪地方裁判所堺支部は犯行当時の精神状態を心神耗弱と判断し、懲役18年を言い渡した。加害少年は心神喪失を主張し、控訴、上告したが、いずれも棄却された。2002年2月14日、加害少年に懲役18年の判決が確定した。

その他[編集]

実名報道に関する訴訟[編集]

1998年4月、月刊誌「新潮45」に加害少年の顔写真と実名が掲載された。加害少年は少年法に反すると編集長と筆者を名誉毀損容疑で告訴した。一審では加害少年側の訴えが通ったが、二審では逆転敗訴。2000年12月に加害少年側が上告を取り下げ、新潮社の勝訴が確定した。

民事訴訟[編集]

2000年4月、殺害された女児の両親が加害少年とその養父母に賠償を求めて大阪地裁へ提訴。2001年1月12日に和解が成立。

関連項目[編集]