飯舘村出会い系サイト強盗致傷事件

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飯舘村出会い系サイト強盗致傷事件(いいたてむらであいけいサイトごうとうちしょうじけん)とは、2005年6月19日福島県飯舘村で発生した強盗致傷事件。主導的な加害者が少年らであったこと、凶悪事件とは無縁の、のどかな農村で起きた事件であることから注目をあびた。

概要[編集]

2005年6月19日、少年少女ら5人が携帯電話出会いサイトで知り合った被害者を呼び出して襲撃。バールなどで執拗に殴打し死亡させた。少年らのうち3人は金品を奪い、翌日、被害者の車に遺体を載せ、捨てる場所を探し仙台市内を走行中、たまたま宮城県警による職務質問を受け犯行が発覚。後に強盗致傷罪(最高刑は死刑)の容疑で5名が逮捕された。逮捕後の取り調べの中で、他にも同様のケースで逮捕監禁、強盗致傷を起こしていることが判明。再逮捕されている。

公判[編集]

主犯の加害者は少年ではあったものの、「鬼畜に値し人間性のかけらも無い」(検察の論告)ほどの残忍な犯行であったこと、また、窃盗や暴行により保護観察中の身であったことなどから情状酌量は認められず、2006年4月21日、一審の福島地裁は検察の求刑通り、主犯の3人に対して無期懲役(成人1名は脅迫され事件に荷担したことから懲役8年、他1名は家庭裁判所の審判により少年院送致)の判決を下した。無期懲役の判決を不服として少年らは控訴したが、二審も一審を支持。最高裁2007年2月28日、上告を棄却し無期懲役が確定した。 民事訴訟後日、加害者5名は、被害者遺族より損害賠償請求訴訟を起こされ、裁判所より全額の賠償を命じられている

関連項目[編集]